お昼寝日和

「今日も空が綺麗だなぁ。絶好の昼寝日和だー!」

5月の終わり、いつもより少し暑い今日この頃。青空の下、ロンは庭のハンモックで ゆらゆら昼寝タイム。

「んー... むにゃむにゃ」

木陰から差し込む、陽の光に気持ちよく眠りに落ちていく。そのハンモックに近付く黒髪の、

「ウィーズリー!ねぇ、起きなさいよ!!」

ゆさゆさ、ゆさゆさ。

「...おわっ?! パ、パンジー!! ちょ、危ないって!」

パンジーに揺らされ、目を白黒とさせながらハンモックにしがみつくロン。

「午後は、一緒に買い物よって言ったじゃない!なに気持ちよさそーに寝てるのよ!」

「そーだったっけ?ふわーあ。だって、ここで昼寝気持ちいいんだよー」

パンジーも一緒に、昼寝しようよ。

ぷりぷり怒っている彼女も、ロンに手を差しのべられてまんざらでも無いようで。

「...そこまで言うなら、一緒にお昼寝してあげてもいいわっ。今日だけね、」

ぎゅっ。ロンがパンジーを引き上げてからは二人一緒に始まる、お昼寝日和。

ゆらゆら、ゆらゆら ハンモックが揺れる。

END



( ...でも、今度の休みは買い物だからね )
( え〜... )
( 当たり前よ!あたしの荷物持ちでしょ? )


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