とばっちりはごめんだから
( 振り回される彼のセリフ )


ドスドスドスドス!

遠くの方から、とてもでっかい足音が聞こえて来た。おそらく、僕の秘密の恋人 パンジーのものだ。秘密の恋人って言ってもパンジーは、最早気にしてないから みんな僕らの関係を知ってたりする。

「...ったく、あいつはもう、なんなのよ!!」

「やぁ、パンジー。今日も 一段と荒れてるねー」

「ふんっ...。合同授業、またドラコはずーーっとグレンジャーばっかり見てるくせに指名されてもさらっと答えちゃって。なによ!」

「そうなんだ?まぁ、僕も6割がた寝てたけどね!」

「あんたも、ちょっとは目線送ってきなさいよ!あたしばっかり好きみたいじゃない!もー!! ドラコはよそ見、ウィーズリーは居眠り!何でこんなにも周りの男子は、あたしには興味ないやつばっかりなわけ?」

パンジー、分かってないんだから。僕はいつも、気持ちを伝えてるのに、少したったら忘れちゃうのかな。これ以上、あの白イタチ野郎の話を聞くのもうんざりするよ。

「...ねぇ、パンジー?僕の居眠り以外の4割は、君のこと考えてたんだけど?」
分かってる?

今日はもう、とばっちりはごめんだから。
いい加減、僕の気持ち分かってくれるよね?


END


( ウィーズリー...?! )
( ファーストネームで呼んでよ、二人の時は )
( あんた今日、ちょっと変ね )


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