きらきら、ルンルン('14 ドラコ誕)

「ハーマイオニー、なんか今日機嫌良いよねー」

「うん。何かあるのかなー?」

ロンとハリーはチェスをしながら、分厚い本を数冊抱えてルンルンと歩いている彼女を眺め、ヒソヒソと話している。

「まぁ、ハーマイオニーのことだからきっと新しい本を見つけたーとかそんなじゃない?」

「それか マクゴナガル先生に褒められたーとか」

「だね。まぁ、そっとしとこう?ほらロン、君の番だ」

チェスは熱戦の真っ最中。ハーマイオニーは、自室に戻り なにやら小さな包みを取り出す。

「ふふっ♪ 喜んでくれるといいのだけれど」

頬をほんのり染め、にこにこのハーマイオニーは小包をローブの下に持つと、またルンルンと談話室を出た。向かう先は、人があまり来ない図書館の一角。彼女はここでいつも、プラチナブロンドの彼を待つ。

「やぁ、待ったかい?」

数分後、ひょっこりと彼が本棚の影から顔を出し、彼女の蜂蜜色の瞳はきらめきを増した。

さぁ、今日は 彼の年に一度のバースデイ。
またひとつ ふたりの思い出が増える日。

「Happy Birthday、マルフォイ!」


END



( ありがとう ハーマイオニー! )
( ずっと一緒に あなたの誕生日を祝いたいわ )
( 勿論だよ。 ずっと一緒だ )


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