「国頭」
私は音にもならない言葉でつぶやいた。



「急げ、何をしてるんだ」
「分かってます」
「分かってないな」
「分かってますってば」
「いつからそんな口をきくようになった」
「……」




国頭が軽蔑したように私を睨んだ。
私のことをもっと気にかけてくれればいいんです。
他の誰よりも。

だから、目を引くために目立った行動をとるようにした。


反抗期?
そうかもしれない。
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -