※ネネとツワーモンとユウの三人で一緒に旅をしているという捏造、ツワーモンが空をとべるという捏造あり



「ねぇねぇツワーモン!あっちに連れてって!ねえお願い!」

目を輝かせながらユウは私に話しかけてきた。

「御意」
と、言ったときにネネがこちらを睨んでいた。

・・・嫉妬?

にらみ返して
「どうしたんでござるか」
と、問いた。

ネネは私の背中に乗っている弟、ユウを見ていた。

「あんまりユウを甘やかさないで頂戴?」

ああ、これは嫉妬じゃないのか。

少し残念に思ったがユウのためだったら何でもやってやる決心をした私はユウを背中に乗せ、空へ飛び立った。


「ちょ、ちょっと!ツワーモン!」

ネネが叫んでいる

ああ、見下ろすことは素晴らしく気持ちがいい。


「ねえツワーモン?姉さんも乗せて!」

一瞬戸惑ったがユウの頼みなのだから聞いてあげないと。


私はネネのところまで急降下した。

その時、ユウは怖がることなく面白がっていた。


「さあネネ、乗るでござる」

ネネにそう一言いって、ネネを無理矢理乗せた。


「ちょ、やめて!」

背中で暴れていたが高度が高くなると少しずつおとなくしなっていった。

「うわぁ、綺麗・・・」

ぽかんとネネは口を開けていた。

やっぱり、姉弟
そういう無邪気さが魅力的だ、と思いながらしばらく空を漂っていた。




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