一之瀬とリカ

「神様ってホンマいじわるやわー・・・」
と、目の前におかれた手紙を見ながら言った。俺は気になったから覗こうとすると、駄目やでーと笑って見せてくれない。ダーリンなんだからいいじゃないかと俺が言うとダーリンでも駄目やでと返された。そんなにも秘密にすることは今まで彼女はしてこなかったからとてもおかしく思った。彼女は秘密をつくっても一日のうちに誰かにしゃべってしまうほどなのに。心なしかリカの顔はとても嬉しそうだ。
「なあ、誰にも言えないことなのか?」
「誰にもってわけやないなー。特にダーリンには喋れない」
「なんで特に俺なの?」
リカはくすりと笑った。そして手紙を見せつけてきた。
その手紙は英語で書いていたから俺でも簡単に読めて、送り主もすぐに分かった。イギリス代表のエドガーだったが、どうしてリカに用事があるんだろう。日本代表と仲が良いけどなにかに呼ばれるとは思えない。といことはリカ個人が呼ばれている可能性があるということだ。
「エドガーとリカが知り合いだったとはね」
「あ、ダーリン嫉妬しとるんやろー。ダーリン嫉妬するおもてなー、うち教えとうなかったんやー」
「・・・そう、なんだ」
俺は嬉しそうにその手紙をみるリカを見て少しイライラしているのかもしれない。
「なあリカ、俺のことダーリンって呼ぶくらい好きなんだろ・・・。だったら他の男なんか見るなよ・・・」
俺はリカの髪の毛をいじってそう言った。
「うち、ダーリンにそーゆわれると、これ断らなアカンなぁ」
うちって二人の良い男から好意持たれるなんて罪な女やなーと笑った。
「・・・ありがとう、リカ」
「二人とも大好きやから選べなんてうちにはできへんなー。こんな選択をさせるなんて神様はほんっといじわるやわ」




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自分のなかではリカは受けなんです
リカ←一之瀬とかかなり好きです




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