飛鷹と春奈と神童

※思いつきでやってしまったので意味不明
※ほぼ会話文






ん、あれは霧野と狩屋?あの二人は仲が悪いはずなのにどうして一緒にいるんだ?二人ちょこんと影に隠れて座っているのを見て俺はあいつらの仲を疑った。友情を飛び越して愛情までにいったわけか。でも、俺は個人の自由を侵害することには反対だから何も咎めないぞ。男同士の恋愛もありえなくはないからな。

ふと狩屋が振り向いてキョロキョロし始めた。周りに誰かいないか確認でもしているのか。何をするつもりなんだろう。

狩屋と目が合うと、狩屋は手招きをした。あれ、二人で何かをするんじゃないのか?

「キャプテン、あれ見てください」と、狩屋は男子にしては長くすらりと細い指である人影を指差した。
あれは音無先生だ。隣には誰かがいて一緒になにやら話してる。しかも雰囲気がいい。

拓「誰なんだ?」
狩「それが分からないからキャプテンに聞こうと思ったんです。キャプテンって相手チームの監督とかコーチとかと話とかするじゃないですか。だからキャプテンの知ってる人なのかなって思って...」
拓「すまないが俺はあの人を見たことがない。多分一般人なんじゃないのか?先生の恋人とかが妥当な線だと...」

あ、待てよ。この人ある人に似ている。
どこかで見たことがある。しかも何回も。いつだったかは詳しく覚えていないが結構小さい頃だった気がする。

拓「おい狩屋、なにか音無先生に関連することを喋ろ」
狩「えっ?俺、音無先生のこと、まだあまり知りませんよっ」
拓「思ったことでもいいから話せ」

狩屋はしぶしぶと話始めた。後で思ったが霧野に聞くのが一番はやかったのかもしれない。
眼鏡、美人、可愛い、ナマ足...。ろくなことを言わない。確かに思ったことを喋ろと言ったがこんな生々しいことは言わなくてもいい。

伸「何してるんですかー?」
天「何で隠れてるんですか?」
剣「……」

天馬と信介と剣城が後ろにいた。こいつらに空気を読むって言葉はそんざいしないのか。あ、剣城は別だ。俺達三人は同時に口の前に人差し指をたてた。一致団結したのは多分これが最初だと思う。

天「音無先生の恋人?あの人が?」
狩「うん、そうみたいだよ、天馬くん。キャプテンが言ってた」
天「へぇ…」

狩屋が勝手に恋人と決め付けた。俺は仮定しただけなのにこいつときたら。天馬は納得したような困惑したような微妙な表情をしていた。だから、まだ決まったわけじゃないって。
剣城はこういうことに興味なさそうなのにちゃっかりこの場にいる。まあ天馬たちに連れられて一緒にいるだけだと思うがな。
ここでベラベラと天馬と話し出しそうな奴が一番大人しかった。信介はじっと音無先生の相手を見つめて、そして何かに気づいたのか手をぽんっと叩いた。

伸「あれって雷雷軒の飛鷹さんじゃないですか?」
霧「え?...ああ確かにそうだな、飛鷹さんだ...」

飛鷹さんって誰だ?雷雷軒?伸介と霧野は知っているのに俺は知らないってどういうことだ?あ、まてよ、トビタカ...トビタカ...。

天「あ、飛鷹さんってもしかして元イナズマジャパンの...!」
拓「ああ!それだ!ようやく分かった」

天馬がいいところで思い出してくれた。そうだ、元イナズマジャパンの飛鷹さんだ。背は伸びてるけど顔立ちとか髪型は大きく変わっていないんだな。
そうなると、飛鷹さんと音無先生が恋人でもおかしくないな。

天「やっぱ恋人なんでしょうか?」
拓「たぶんな」
蘭「そうとしか考えられないな」

あ、と俺はつぶやいてしまった。
飛鷹さんが俺たちのいるほうをみて指差した。その指差した先を音無先生が目で追って俺たちと目が合い、驚いた表情を見せた。




音「もうっ、そんなところでなにしてたの?」
狩「キャプテンがー、一緒にいる男の人のことをー、恋人だって言ってたんで俺たち偵察してたんですー」

狩屋、あとで屋上。なんてのは冗談だ。まあ、あとでちょっとくらい痛い目にあわせてあげないとな。

音「えぇ!?違う違う!恋人じゃないよ?」
拓「そうなんですか〜…」
音「残念だったわね」

どうやら先生は俺が予想をはずしてしまったことにショックを受けていると思ってこの言葉を言ったらしい。

拓「いえ、安心しました」
音「え?」

恋人じゃなくて安心したんですよ、センセイ



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飛鷹+音無先生←拓人
飛鷹さんと音無先生をからませたかったという思いつきで作りました。
マサキと蘭丸ができてるって勘違いをしている拓人くんも思い付きでやってしまいました。スミマセン...




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