彗星レコード(神威) 「そうだ、地球に行こう」 これは、ただの思い付き。つまらない毎日に少し色を差そうと思っただけであって、銀髪の侍と軽く殺(や)り合えればそれでいい。長旅は疲れるしね。本当に、それだけの一言。 だが、俺の有能な部下はその一言に顔をしかめた。 「おいおい団長、アンタ本気で言ってんのかい?この忙しい時期に」 「俺が本気じゃなかったことなんてあったっけ」 「いつも本気なんだか冗談なんだか分かんねぇような顔してる奴がよく言うよ、スットコドッコイ」 部下の変な口癖を鼻で笑って流し、マントを羽織る。 「阿伏兎、出発だよ」 非常に残念なことではあるが、しかしその部下も俺と同じ戦場に生きる獣なのだ。奴の口元がにんまりと曲がったのが、俺にはしっかりと見えた。 彗星レコードと爆弾 ────────── title by 恋をしに行く はい、ヒロインさえ出てこないっていうね笑 これからヒロインと出会います。 でも繋げられなくて挫折しました← 管理人は神威くんは普通に好きですが、阿伏兎にも頑張って欲しいと思ってます。 いつか阿伏兎夢書こ。 |