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▼ 東堂さんと荒北さんとはじ恋夢主



「謎のメンツだ〜!」

「マジでな」

「せっかくだし、名言をきみたちに授けよう」

「ハァ?」

「荒北、堀田さんは偉人の名言を引用する癖があるんだ」

「吾輩は猫である、とかね!」

「いやそれは名言ではなくて小説の引用だ」

「…なんかよくわかんねーし、帰るわ。っつーかオレはなァ、偉人だかなんだか知らねえけどなァ、人の言葉を借りて語るよりも、自分の言葉で語れっておも、」

「女の口から出る『いいえ』は、否定ではない」

「…は」

「…え」

「と、フィリップ・シドニーさんは言いました。これねー、意味わかんなくてねー調べてみたら、いちゃついてるときに出るやだ〜は嫌ってことじゃないらしいよー。めんどくさいねー女子はー」

「…あのさ、堀田チャン。もうちょい他のも聞かせてくんナァイ?」

「オレにも頼む」

「おやおや、きみたちなんて真剣な目をしてるんだ。えっと…諦めたらそこで試合終了だよ」

「それは知ってっから」

「安西先生バスケがしたいです」

「とりあえずスラダンから離れてくれ」



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