ルフィが熱を出した。



普段が元気すぎて病気とは全く無縁なルフィ。
だからなのか、風邪を引くと直ぐに熱が出てしまう訳で(しかも高熱)
学校を休ませて、私も看病の為に休んだ。





エースも、『ルフィが心配だから休む!』と言って聞かなかったけど、何とか説得して学校に行かせた。
エースの唇に軽くキスをしてから、上目遣いでお願いをしたみた。
…………実は、エースがこれに弱いのは知っている。
だって、私とルフィが休む事をロビン先生とシャンクス先生に伝えてもらわないといけないし、ね。









『じゃあ、俺は行くけど…何かあったらすぐ連絡しろよ!』と念を押してエースは1人学校に向かい、それを見送ってからルフィをおんぶして私も家を出た。
























近所の診療所の、Drくれは(ドクトリーヌと呼ばれている年齢不詳の人。一説によればピチピチの139歳!?)に見せに行ったら、良く効く解熱剤と総合感冒薬と抗生物質を出してくれてから法外な値段を吹っ掛けられそうになった。(これはいつもの事)


だけど、チョッパーが世話になってるからって言ってお代は定価?で勘弁してくれた(当然なんだけど)











「ドクトリーヌ、ありがとう。お礼に美味しい梅酒持って来るから。」

「クレアが持ってくるヤツは、なかなか美味いからねぇ。楽しみにしてるよ………ヒーッヒッヒッ!」



薬を受け取ってからルフィ長椅子に座らせていたルフィに声を掛ける。


「ルフィ、ほら…、背中に乗んな?」

「んや、大丈夫だ……」

「無理すんな、まだ熱があるんだから。」

「そうさね、お前は遠慮しないで姉貴に連れて帰ってもらいな。」



私とドクトリーヌに言われたルフィは力なく頷いて、そろそろと背中に乗った。



「姉ちゃん、ごめんな。」

「気にしなくて良いよ。まだ姉ちゃんの方がアンタより強いんだから。」

「…もう負けねェぞ。」

「はいはい。帰ったらご飯食べて薬飲もうね。食べられそう?」

「うー……サッパリしたモン食いてェ。」

「じゃあ、うどんでも作ってあげる。」




ルフィをおんぶしながらそんな会話をしつつ数百メートル先の自宅に帰った。
一先ずルフィをベッドに寝かせてから一旦買い物へ。
近所のドラッグストアで、冷却シートとイオン飲料を買って、さらにスーパーでうどんの麺とかおかず的なものを買ってから帰宅し、荷物をキッチンに置いてからルフィの部屋に様子を見に行くと、薬が効いているのか朝よりも少しはマシなようだった。





「おかえりー。なぁなぁメシは?」

「こらルフィ、マンガ読んでちゃ駄目でしょーが。」

「だって眠くねェもん。」

「どあほう。あんたは熱があるんだから…気持ちは分かるけどしっかり寝てな。それに目が悪くなる。」



そう言ってマンガを取り上げると、唇を突き出して不貞腐れた顔をした。
まったく…、可愛いけど世話のやける弟だよ…。
内心、そんな事を考えつつルフィにはご飯が出来たら呼ぶから寝てろ、と告げて部屋を出た。
出る間際に念を押したのは言うまでもない。



それを見たルフィは、体調不良だけではない理由で真っ青になったとか。

















てなかったら1週間おかず2品削減、ご飯は2杯までだから





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