とある朝。


ラフテル高校に通うD家3兄弟はいつものように仲良く3人で登校していた。




長男のポートガス・D・エース(3年生)は成績優秀、運動も得意、性格は人懐っこくて面倒見も良い。
しかも容姿端麗なのだが頬にあるソバカスが彼をより親しみやすい印象にしていて、全校の女生徒に人気の生徒会副会長だ。


長女モンキー・D・クレア(2年生)もエース同様に学業・運動共に優秀、容姿端麗と誰もが羨むような条件がそろっているが、それを鼻にかける事もなく人当たりも良い事から男女問わず人気がある。


そして末っ子のモンキー・D・ルフィ(1年生)は、上の2人とは違って勉強はからっきしだが、その分運動能力は誰よりも素晴らしく、陸上部のエースと言われている。(サボる事も多いが)
また、ルフィは中性的な顔立ちだが、持ち前の純粋さと明るさがよく出ている太陽のような笑顔と、芯の強さと真っ直ぐさがにじみ出ている大きな瞳が魅力で、やはり性別問わず人気がある。









ルフィ達とエースは血こそ繋がってはいないが、他のどの兄弟よりも仲が良く、絆は深い。
ついでに言うと、エースとクレアは、祖父ガープを始め誰もが認める恋人同士である。













そんな3人に背後から近付く不穏な影が1つ……と、おどおどしながら付いて来るモフモフした影。














「よぉ、クレアに麦わら屋。」


サワリ。と、気配もなく近付いてきてルフィとクレアのお尻を触るのはルフィと同じ1年生で、彼同様に校内及び近隣高校から『超新星(ルーキー)』と呼ばれるトラファルガー・ロー。





「てめェ、毎日言ってんのに懲りねえ野郎だな。俺の女と可愛い弟にセクハラしてんじゃねェぞ。燃 や すぞコラ。」

「あ?そんなの関係ねェだろ。俺はクレアとルフィが好きだから手ェ出してるだけd…グハッ!



聞くに耐えなくなったクレアが、突如ローに跳び蹴りを喰らわしたため、ローは数メートル吹っ飛ばされた。
実はクレア、腕っぷしも強いのである。



「いい加減にしろコラ、私だけならまだしも同性のルフィにセクハラするたぁ変態か。」

「……っ、さすがはクレア、いい蹴りだ………………今日は水色k…ブッッ!!




ローがボソリと呟いたその瞬間、白い影が素早く動いてローに飛び乗った!







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