日記妄想つめあわせ | ナノ

 01/10 彼氏×妙ちゃん+おりょうちゃん


※妙ちゃんの彼氏はお好きに想像してください
※学パロで女子会話




「相変わらずカッコイイわねー」

自習中の教室から、体育の授業でサッカーをやっている隣のクラスの男子を眺めて一言。誰を指しているかと言えばもちろん、隣で同じように眺めている友人の特別な人。

「アンタの彼氏、やっぱ目立つわねえ。あんな遠くにいるのに、アイツに欠片も興味がない私が見つけられるくらいだもん」

ここからじゃあドングリサイズで、はっきり言って見分けなんかつかないし分かりゃしない。なのにお妙の彼氏であるあの男だけは見分けがつくのだ。

「まあ、動きで分かるというか目立つというか派手というか。アンタといるときは顔面がだらしなくなって逆に目立つけど」
「おりょうは厳しいなあ」

お妙はふふっと笑って、私の髪に触れた。

「ここ、ハネてるよ。珍しい」
「うっそ。さっきあのバカ教師にぐしゃってされたのよ。もう、」
「課題の提出期限過ぎたからでしょ」
「セクハラよセクハラ。卒業するまで覚えてたら訴えてやるわ」
「おりょうのことだから絶対忘れてる」
「まあね。もう忘れた」

ポケットから手鏡を出して髪を整える。

「ん?なあに」

クラスメイトから話しかけられたお妙は私に背を向けた。楽しげな笑い声があがり、なにやら盛り上がっているようだ。
髪を触りながら何気なく窓の外に目を向けたら、ドングリサイズの男子が立ち止まってこちらを見ていた。
お妙の彼氏だ。

「お妙、ちょっと」

つん、と背中を押す。

「どうしたの」
「ほら、あれ」

私が指した方向に目線を動かしたお妙が小さく「あ」と呟いた。あっちも気付いたようで、腰にあてていた手を軽く上げた。
このときのお妙の顔を、アイツに見せてあげたい。たったアレだけのことで、あの男はお妙にこんな顔をさせるのだ。
控えめに手を振るお妙に、私は呆れた溜め息を送る。

「ひっどい顔」
「え、わたし?」

アイツは授業に戻ったらしく、今はもうドングリ共と動き回っている。なんだか機嫌が良さそうでなによりだわ。

「私、どんな顔してた」
「さあねえ。美人で賢い高嶺の華はどこにいったのかしら」

お妙は分からないといったふうに首を傾げた。自分がそう呼ばれていることを知らないのかもしれない。この子はいい意味でも悪い意味でもマイペースだから、周りの評価など気にしていないのだ。

「でもね。私は、彼氏にベタぼれの恋する乙女なアンタの方が好きよ」

にっと笑ってやると、お妙はゆっくりと瞬きをしてから、ふにゃりと目尻を下げて微笑んだ。

「私もおりょうが好きよ」

今の台詞、アイツに聞かせてやったらどうなるかしら。あんな顔してるけど絶対に独占欲が強くて嫉妬深いはず。お妙が誰と話しているのか気になって、サッカーの最中に立ち止まって見ていたくらいだから。

「無自覚タラシな彼女だと、彼氏も苦労するわね」
「誰のこと?」

分かってないお妙に苦笑しつつ、またまたこちらを見ている友人の彼氏に内心同情したことは秘密。
アンタの彼女、私のことも好きらしいわよ!




◇◇◇◇◇◇◇◇

おりょうちゃんが好き。
おりょうちゃん目線で書くお妙ちゃんが好き。
この二人が好き。
あーあー萌える。
彼氏は誰でも、お好きな相手をご想像下さい。
私はお妙さん好きなので、正直相手が誰でも構わないんですよ。書きたいネタが浮かんだとき、相手が限定されるときもありますが、大抵相手を誰にしようか悩みます。相手が誰かによって展開も違うし、本当に迷う。これも迷ったので彼氏は誰でもいいように書きました。
おりょうちゃんが書けたらそれでいい(笑)
そしておりょうちゃん目線のお妙ちゃんが書けたら大満足゚+。(*′∇`)。+゚



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