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フェードアウトしていくリンクの哀れな声を聞きながら、ピカチュウは心の中で合掌した。ネスが楽しそうに二人を見ている。

「確か前にも同じようなことあったよね」

「別人の上に立場逆だけどね」

確かあの時は、最近マリオと乱闘ができないからといった子供っぽい理由でリンクが拗ねていたか。

結局マリオがリンクの軽い挑発に乗って、楽しそうに乱闘していたことを覚えている。

「変わんないよね」

「なんだかんだ言って仲良いんだから」

ピカチュウとネスは顔を見合わせて、それから両者共に笑った。

ねぇこれ食べていい?とカービィが、返事も聞かずに二人が残したお菓子を吸い込んでいた。

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