▼241231 log 思いついたものをぽんぽんと。意味がわからないものが多いです。ジャンルごちゃまぜ長さまちまち。むしろここがメインになってきてる ▼230314 カビマホ 魔が差した、としか言いようがない。マルクが暇だからとイタズラ用に作った、飲むと本音を言ってしまうくすり。それの余りをもらってマホロアのオレンジジュースに一滴垂らした。 「何?ワザワザボクとジュース飲むタメだけにここまで呼びつけたノ?キミってずいぶんとヒマなんだネ。だいたいボクは忙しいノ。ホ〜ントキミのこと苦手ダナァ。わかってるノ?ポカンとした顔しちゃってサァ。あんなコトしたボクがトモダチって言ってもあっさり受け入れてサァ。意味ワカンナイ。なんなんダヨ。だいたい……」 そこまで言って、マホロアはようやくなにかがおかしいと気がついたのか口を手で押さえぼくを睨みつけた。そうしてそっぽをむいて、もう何も言わなくなった。 戻ってきてからのマホロアはずいぶんとうそがへたになったと思う。以前のマホロアならこんな、やらかした。みたいな顔は表には出さなかっただろう。いいやそもそもぼくからのジュースを無抵抗に飲む、なんてこともしなかっただろうし。 気を許されている。暖かいなにかが胸いっぱいに広がって、思わずマホロアに抱きついた。マホロアは思い切り顔を顰めながら、「やっぱり苦手ダ……」と呟いた後、今日は二度と口を開くことは無かった。 ▼190926 思えば遠くまで来たものだ! 「昔は12人でさぁ、マリオがメタル化したりしただけでただ楽しく乱闘してたのにさぁ、」 「うん」 「いま何人いるの?ろくじゅう……ななじゅう?それが全員揃っておやすみでしょ?しかもみんな寝相最悪だしさぁ」 「寝てる訳では無いんだけどな」 「もうシンプルがシンプルじゃなくなっちゃってるよ」 「カービィ、実はね、シンプルじゃないんだよこのモード。あとシンプルはもうないんだよ。今は勝ち上がり乱闘って言うんだよ」 「多くなっちゃったねぇ、スマッシュブラザーズ。ふじさんの頂上でおにぎり食べれるんじゃないかな」 「富士山がこの世界にあるかどうかわからないし、さすがに100人は超えないと思うよ」 「それでもね」 「…………」 「……マリオが一番、戦ってて楽しいし、話してて落ち着くなぁ」 「そうだね。ボクもだよ、カービィ」 「だからさぁ」 無数のコピー。赤い目をしたマリオでないマリオがゆらゆらと生気なく揺れている。すぅ、と対称的な透き通る青の目を細め、カービィは不愉快を隠しきれない表情でそれを睨みつけた。 「このムカつくやつら、さっさとぶっ飛ばしちゃおう」 隣を見れば青がいる。それがどれだけ嬉しいことか、カービィはずっと前から知っていた。 ▼190925 四天王(SP) 「……なあ、なんでカービィはマリオの帽子によく乗ってるの?」 「えー?ここが一番落ち着くからかな?」 「それを言うならリンク、きみの頭にも乗ってるじゃないか」 ピカ。ピカ。 「『ぼうしがないからなんか違和感』だって!」 「じゃあ降りてくれないかな……」 「『帽子がないぶん頭がふかふかでいい』ってさ」 「なんなんだ……というかなぜわかるんだ……」 「『乗り心地はいいけど華奢すぎて落ちそう。85点』だそうだよ」 「えっ俺褒められてんの?喧嘩売られてんの?」 ピカ!ピピチュピ、チャア! 「絶好の褒め言葉だそうだよ」 「かもなくふかもなく、ってやつ!」 「……そう……なのか……?」 「まあ数年経つ頃には慣れるさ 前もそうだったし」 (100点満点は未だ時の勇者) ▼190925 カービィとマホロア 「マホロア〜いい加減宇宙征服なんてやめてさ〜ポップスターに永住しちゃいなよ〜」 「イイヤ!ボクは諦めナイヨ!ゼッタイに全ウチュウの支配者になって、ポップスターもボクのものにスルのダ!」 「そしたらぼくが止めちゃうからさ〜ぼくたちともだちでしょ?支配はやめて一緒にごはんたべてあそんで寝る生活を送ろうよ〜そのほうが絶対たのしいよ?」 「ヤダ!そんなセイカツを送っていたらボクダメになっちゃうヨォ!」 「……ダメになっちゃえばいいのに」 聞いた事のない声に振り向いてゾッとした。普段は青空のように静かな瞳が、暗い夜の闇のようにギラギラと光る。本気の目だった。これ以上はまずい、と判断したマホロアはギュッと不自然に目を閉じた。マホロアにとって数時間、数十分に感じられたが実際は数秒にも満たぬ短い静寂の中、はぁ、と呆れたようなため息が聞こえる。 「マルクもキミもさ〜もはや意地だよね。まあいいや。いくらでも悪いことしていいよ。」 何回でも止めてあげるから。ニコ、という形容詞が一番似合う笑顔を浮かべて、カービィは笑った。 (あきれかえるほどへいわ) |