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大蛇丸様と
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 大蛇丸様が出掛けてからもう三日が過ぎた。このアジトには僕とサスケとカブトしかいなくて、そいつらと顔を合わせるのが嫌で、僕は極力自分の部屋に引きこもっていた。でもそれももはや限界で、イライラが溜まった僕はトイレと風呂と食事以外では久しく部屋から出た。大蛇丸様のいない場所で大人しく生活する意味なんて、僕にはなかった。

 僅かな面影を求めて大蛇丸様の部屋にやってきた僕だったが、そこにはやはり大蛇丸様の姿はない。写真があるわけもない。主人がいなくなり、整えられたままのベッドに潜り込む。ほんの少しだけ大蛇丸様の匂いがして、お腹の下の辺りが、ぎゅうっと熱くなる。

「はぁ……ふ……」

 自分の親指を、大蛇丸様がいつもするように口の中に含んだ。頬の内側をぐりぐり擦ってベロを押し潰す。ゾクゾクするような感覚はない。大蛇丸様の指が恋しい。
 イライラを解消するためにこの部屋に来たのだし、後ろめたさはあるものの、僕は空いている手を下の方に持っていった。フニャフニャに柔らかいアレを服の上からむにゅっと揉む。手の熱がそこに伝わって、性感とは違った気持ちよさにじんわり包まれる。

 服を脱いで、硬くなっていくちんちんを上下に擦る。気持ちいいけど、大蛇丸様にされるのとは全然違う。唾液でぬめる指をお尻に当てて中に押し込む。久しぶりの感覚にグッと息が詰まる。

「ふぅ、ふぁ、はぅ……」

 額に汗が滲んでいく。中を擦るとちんちんが硬くなる。大蛇丸様の匂いがする枕に顔を押し付けて一心不乱に手を動かして自分をなぐさめた。ぬちゅ、と音が鳴ると大蛇丸様の笑い声が聞こえてきそうだ。あらあら、一人でするほど寂しかったの? なんて。甘やかされたいと思う反面、虐められたいとも思う。大蛇丸様が恋しい。早く帰って来てほしい。気持ちよさに朦朧とし始めた頭の中で何度も大蛇丸様の名前を呼んだ。

 あと少し、もうちょっと……というところで不意にドアが開いて、僕は無意識に音のした方へ目を向けた。そこには大蛇丸様が立っていた。一瞬、血のように赤い目に捉えられた気がしたが、大蛇丸様の目は見間違えようもない金色をしている。幻でも見ているような、そんな気分。

「あらあら……一人でするほど寂しかったのかしら?」

 ゆっくり歩み寄る大蛇丸様を見つめながら僕は手を止めた。指を引き抜いて上半身を起こす。

「大蛇丸さまぁ……♥」

「分かっているわよ。大人しくしていなさい」

 甘えた声で大蛇丸様を呼ぶと、大蛇丸様はやっぱり笑って僕の体に覆い被さった。長い舌べらが僕の頬を舐めて、冷たい手が火照った体をさする。唇を舐めて、ベロを吸われて、また頭の中が白くなっていく。

「おろちまるさまぁ……♥」

 大蛇丸様の手はこんなにも冷たいのに、ドロドロに溶かされてしまいそうだ。横たわる僕に覆い被さって、耳元に唇を寄せて肌を密着させる。ひんやりした肌が気持ちよくてうっとりしていた僕のお尻に硬いものが当てられる。それはゆっくり中へと突き進んだ。

「あっ♥ あぁ……っ♥」

 排泄とは違う、正反対の感覚に声が漏れた。いつもは浅いところを何度も擦って僕がイくまで焦らす大蛇丸様だが、今日は奥まで腰を進めた。あまり慣らしていないから圧迫感で息が苦しい。でもその苦しさが大蛇丸様の道具になれたような錯覚をもたらしてくれて、僕はただただ嬉しかった。

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130205