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ローと
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 院長と会食するハメになってアニキとの約束を蹴ってしまった。こういうとき学生というのは立場が弱い。だが実力だけでは登れない場所へ行くためにはどうしてもコネクションというものが必要で、つまり今日の会食というのはそれだった。メールで連絡を入れて、恐らくアニキは店へは行かず一人でコンビニ弁当でも食うはずだろうから、会食が終わったらすぐに彼の家に行って晩酌だけでも付き合おうと、そういう魂胆だったのだが。

 作らせた合鍵で家に入ると、一人暮らしのアニキの家には明かりがなく人の気配もなかった。一体どこに? どこかで夕食を? 日にちを跨ぐ頃合いまで? そんなはずはない。ではどこに? 一人の男が脳裏に過ぎりオレは携帯を取り出した。呼び出した番号に電話を掛けるとしばらくして通話状態になった。受話器の向こうではぴちゃぴちゃという音と、聞きたくもない野郎の吐息が聞こえている。女でも連れ込んでやがるのか。

「アニキは?」

 問い掛けると、機械で変換されたアニキの声が聞こえた。蕩けた甘い声でオレの名を呼んだ。腰の奥がどくりと熱くなる。家から出て車に乗り込み、訳の分からないことをほざくユースタス屋に殺すとだけ伝えるとオレはエンジンを掛け一気にアクセルを踏み込んだ。幸いユースタス屋のアパートまで飛ばせば五分ほどだ。


 路駐して、勝手に作った合鍵でアパートのドアを乱暴に開け中に踏み込むと、狭い部屋の中には下半身を露出した赤い髪の男と、全裸で横たわるアニキの姿があった。アニキの口の周りには白く濁った液体が付着して、本人は酩酊を隠しもせずに惚けた顔でこちらへ目を向けていた。相変わらず手も射精も早い野郎だ。

「早かったなァトラファルガー」

「アニキ、酷い顔だな」

 ユースタス屋は無視してアニキに声を掛けると彼は笑った。素面では中々フェラなんてしないのに、酒が入るとこうも違うものか。上着を脱ぎ捨てて近寄るとアニキが「あぁッ!? やっ、そこぉ♥ やぁらぁぁ♥」なんて可愛く喘いだ。見れば彼の尻をユースタス屋が慣らしているようで、ぐちゃぐちゃとローションが鳴る度に嬌声と先走りが飛び散っていた。

「うあぁ、れるっ♥ きっろぉ、ちんぽ♥ こひゅっれぇ♥」

 この部屋で酒を飲まされたのかアニキの周りにはビールの空き缶がいくつも転がっている。両手で膝を持ち上げ尻を剥き出しにし、まるで自ら望んで掘られているようにも見えた。吸い寄せられるように近付いたオレと目が合うとアニキは口の中に残るザーメンを舌で押し退けながら「ろぉぉ♥ いかへれぇ♥」と訴えた。彼は射精を要望しているようだった。

「どうせ一発目はテメェがやんだろ? さっさとしろよ」

 ユースタス屋の言葉を受けてオレはスラックスのファスナーを緩めチンポを取り出した。ユースタス屋が先に入れると、その体型のデカさに比例した無駄にデカいチンポで穴が緩くなる。そうするとオレは中々イけないし他人のザーメンは気持ち悪いしで気が萎えるため、オレが優先して入れていた。
 ユースタス屋が指を抜き移動する。オレはアニキの尻へ寄って、既にバキバキに勃起したチンポを中へ押し込んだ。

「ああぁぁぁっ♥♥♥」

 腰に響くような甘えた声がアニキの喉から飛び出した。括約筋が面白いくらい収縮してオレのチンポを食い締め痛いくらいだが、うまく腹側の内壁を突いてやると、アニキはチンポから先走りを飛び散らせながら射精した。体を痙攣させ涎を垂らしまくってヒンヒン泣く姿はあまりにも幼く淫猥だった。ずく、とオレのチンポに血が集まる。
 ユースタス屋は自分のザーメンを厭いもせずアニキの唇に吸い付いていた。オレだってキスをしたいがあの野郎の唾液と精液で浸された舌は吸うに吸えないため、今日は諦めて尻を堪能することにする。よく締まる穴にすぐに出してしまうのがもったいなくて、なるべくゆっくりと体内を掻き混ぜた。前立腺の辺りを亀頭で押し潰してやるとアニキのチンポからは白っぽい液体がぴゅうぴゅうと飛び出していく。

「アニキ、ベロ出せ……ん……時間掛けんじゃねェよトラファルガー、さっさとイきやがれ」

「うるせェ、好きにさせろ」

「ろぉぉ♥ そこぉ♥ やぁらぁぁ♥ またぁ、れひゃうぅ♥」

「あァいいぜ、出せよ。イくまでずっとココ突いてやるからな。アニキはココ好きだろ」

「あっあっ♥ やぁぁっ♥ きらいっ♥ それきらいぃ♥♥」

「嘘つき。擦り付けてるじゃねェか」

「らっれぇ♥ ろぉのちんぽっ♥ ひもひいぃからぁぁ♥♥」

 容赦無く煽りまくるアニキの尻を、ガチガチに張り詰めたチンポで何度も穿った。チンポを扱いてやりながらピストンを繰り返すとそのうちアニキは痙攣しながらザーメンをぶちまけて、オレも彼の尻の中へしっかりと中出しした。

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121105