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セックスフレンド
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 突然の痛みに起こされ目を開けると、目の前には驚愕に青ざめたユーリの顔があった。手は拳を握り締め、これが俺を痛めつけた凶器だろうと断定する。こいつは怪力である。

「何だァ朝っぱらから……?」

 横たわるユーリに覆い被さるようにしてうつ伏せに眠っていた俺は体の横に手を付いて上体を持ち上げる。そのまま体を離そうとするとぬるりと下半身がぬめって、同時にユーリが「ひぐっ」と蛙の潰れるような声を漏らした。ああ、そういえばと思い出す。下半身を見ると陰毛の薄いユーリの下腹にザーメンが飛び散ってこびり付いており、俺のチンコといえば、こいつの尻の中にすっぽりと収まっていた。しかも朝立ちのせいで膨らんでいて、乾き切ってない内壁に擦られて少し気持ちいい。

「エ、エ、エ、エース……これ、これっ、これって、」

「あーわりィ。終わったあと寝ちまったみてェだ」

 何事かを言おうとして、言葉が思い付かないらしいユーリはパクパクと口を動かしている。青ざめていた顔は次第に赤くなって、宝石みたいな目は涙ぐむせいで濡れていた。女みたいに可愛いが、恐らく顔だけでいえばその辺の女より可愛いだろう。しかし暴力的な男は再び拳をきつく握り直して振り被り、殴られるのはごめんの俺はその両手首を押さえ付けて腰を引いた。赤黒いチンコがぬるぬると穴を擦りながら引き抜かれて、ユーリの鼻から苦しそうな声が抜ける。どうも感じやすいらしいユーリは眉を寄せてその感覚をやり過ごそうとしていたが、力の抜けた腕と、立ち始めたチンコは誤魔化しようがないようだ。俺を睨み静止を訴える目を尻目にまた腰を押し付ける。ぬぷぷっとスムーズにチンコが中に吸い込まれて、組み敷いた体が強張った。

「なあユーリ、抜くのと入れんの、どっちがイイんだ?」

 単純に気持ちいい方を聞いたつもりだったが、こいつは辱めを受けていると思ったんだろう。憎々しい目付きのまま俺をクソッタレと罵って、それに腹が立ったので少しチンコを引き抜き、力一杯それを打ち付けてやった。ガクンと細い体が跳ねて、チンコの先からガマン汁が滲む。力任せに突かれるのも嫌いじゃないようである。

 体を押さえ付け腰を前後に動かして、はふはふと荒い呼吸を繰り返すユーリの口にキスをした。どろどろの口腔を舐めてると快楽におかしくなったユーリが俺の舌をしゃぶってきて、チンコも舌も熱くてぬるぬるで気持ちよかった。最も反応を返す場所を突きながら擦り立てるとユーリは顔を逸らして「もうやだぁ♥ これやだぁぁ♥」と漏らす。

「気持ち、よく、ねェか?」

 動きを止めぬまま声を掛けて顔を覗き込む。整った顔を歪めながら懸命に呼吸を繋ぐ男が子供のようにしゃくりあげながら「いいっ♥ あたまおかしくなるっ♥ もぉやらぁぁ♥」などと言うものだから、俺はつい興奮して更に激しく腰を打ち付けた。
 やがて俺の下で震える体がガクガクと痙攣して、やはり触っていないチンコからザーメンを吹き上げる。俺の腰に回された足が腰をホールドしチンコを締め付けるものだから引き抜くことも出来ず、俺はまたこいつの中に精液を流し込んだ。朝から一発、元気なものだった。

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120702