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ガチムチ×美女
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 家に帰ると夕食が用意されており、若く美しい妻が出迎える。同僚たちは羨み妬み口々にからかったが、それを一番現実味がないと感じていたのは他でもないジャック自身であった。美しさとは縁遠い、あるのは筋肉ばかりの男臭い彼が、ミスキャンパスの称号を勝ち取り誰もが振り返るような美女を娶るなど、本人すら想像だにしていないことだ。
 玄関の鍵を開け声を掛けると慌ただしい足音が聞こえ妻が姿を現す。淡い桃色のブラウスとデニムのホットパンツに身を包む彼女はジャックを見るとパッと顔を輝かせ、華奢なヒールを鳴らしながら側へ駆け寄った。走る度に控えめな胸が僅かに上下に揺れている。

「おかえりなさいジャック! 今日は早いのね♥」

 胸に飛び込み、喜びに満ちた瞳で顔を見上げてくるマリアはまるで子犬のようであった。見るつもりはなかったが開いた襟元から柔らかそうな白い膨らみが覗き、レースの下着が垣間見える。ごくりと生唾を飲み込み背中に腕を回してその小さな唇にキスを落とすと、彼女の瞳が幸福に潤むのが分かった。

「夕食の用意は出来てるの。一緒に食べ……あっ♥」

 背中に回した腕を下へ降ろし尻を手の平で鷲掴みにする。食い込み、やや尻の肉がはみ出すほど短いホットパンツからは下着は見えなかったため、彼女はまた際どい下着を着用しているのだろう。
 ジャックは、妻の心はもちろんだが、その体も愛している。故に仕事仲間に風俗店へ誘われても応じなかったし、どこぞの女に金を貢ぎ犯すより、家に帰って、初夜以来セックスの味を覚えた美しくも淫猥な妻を組み敷きその胎内を穿つのを好んだ。中でもジャックが愛して止まないのは彼女の尻であった。胸は肉付きがいいとは言えないが、代わりに尻は贅肉と筋肉で丸く張った安産型である。正常位も嫌いではないが、後背位から膣へ肉棒を突きたてながら見下ろす大きな尻は、彼にとっては一番の絶景と言えた。

「ジャックのエッチ……♥」

「フン、ならこんな服を着ているお前はどうなんだ?」

「……だってジャック、マリアのお尻、好きでしょう?♥」

 抱き着き見上げるマリアはふっくらとした唇に笑みを乗せ、挑発的に尻を突き出し左右に揺さぶって見せた。ジャックの目はそれに釘付けになり溢れ出た唾液を再び飲み込む。下半身に血が集まり熱くなっていくのを感じた。

「マリアね、今日はエッチなパンティを履いてるの……♥」

 甘い声で囁きジャックの下腹へ手を滑らせながらマリアが誘惑する。膨らんだ性器をズボンの上から撫でながら、その硬さと大きさに息を飲んだようだった。

「……帰ったばかりの夫を食うつもりか? とんだ淫乱になったもんだぜ」

「いじわるなこと言っちゃやだぁ♥ だってマリア、ジャックと一緒にいると、ココがね、きゅんってするの……♥」

 彼女の手がなだらかな腹部を下り、丁度下腹の、子宮のある位置を撫でる。素直さ故に男を誘うのが上手くなりつつある妻に呆れたような、しかしそれでも自分の色に染まっていく姿に支配欲が満たされるような、そんな複雑な気持ちであった。

「……後ろを向け」

 言葉少なく指示するとマリアは期待に顔を赤らめながらそれに従う。壁に手を付き、突き出された尻を丸く撫でながらホットパンツをずり降ろした。先ほどマリアが言っていた通りほとんど紐のような、隠す面積の少なすぎる下着をまとった白い尻がそのまま露わになる。柔らかくむっちりとした肉を両手で掴み円を描くようにして揉むと、マリアは湿った息を溢した。指を滑らせた彼女の陰部は既に濡れていた。

「さあ、どうして欲しい?」

「んん♥ ジャックの好きにしてぇ♥♥」

「フン……なら入れるぜ」

 熱く熱を持った性器を取り出し、解しきる前のキツいそこに先端を押し当てた。ちゅぷちゅぷと水音をたてながら粘膜にキスをしてねじ込んでいく。

「あああぁっ♥ きたっ♥ きたぁ♥ ジャックのっ♥ ジャックのおちんちんっ♥ きたぁっ♥♥」

 普段の品性はなりを潜めたマリアの背が仰け反る。彼女との体格に差があるジャックの性器は太く長く、そして硬く熱い。小柄で性器も小さなマリアには大きすぎるものではあったが、毎日に及ぶ行為で、そこはすっかりジャックの形と味を記憶していた。愛液でぬめる膣を擦りながら奥へと腰を押し付けるとマリアの口から甘ったるい嬌声が零れ落ちる。腰へ響く雌の声に浮かされピストン運動を開始する。肉壁が肉棒を扱くじゅぼっじゅぼっという下品な音が止まることなく響き渡る。

「あっ♥ はっ♥ はぁっ♥ あっ♥ あっ♥ あぁっ♥ あっ♥ イクっ♥ イッ♥ ひゃうっ♥♥」

「もう、か? いいぞ、一発目は、雌穴で、イけ!」

「うんっ♥ うんっ♥♥ マリアっ♥ イくっ♥ おちんぽでっ♥ ジャックのおひんぽれぇっ♥ イッひゃ、イッひゃうぅ……っ!♥♥♥」

 挿入から数分も経っていないというのにマリアは股間から潮を吹き上げた。肉を打ち付けるようなジャックの激しいピストンに連動して、股間からまるで射精のように愛液が迸る。壁に頭を押し当て尻を揺さぶられながら腰を戦慄かせる彼女を見下ろしながら、それでもジャックは容赦なく断続的に痙攣を繰り返す肉壷を抉り続けた。

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120611