ガチムチ×美女
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 家柄もよく名のある女学院大学を首席で卒業したマリアは所謂箱入り娘である。高校もほどほどに若いうちから軍へ入隊したジャックと違い、容姿にも頭脳にも恵まれ、親と神とに愛されながら蝶よ花よと育てられた彼女が、その無骨を絵に描いたような男と婚約するなどと、一体誰が予想出来たであろうか。

 マリアが貞操を捧げる覚悟を決めた初夜、二人は僅かな照明が灯るばかりの薄暗い部屋で睦みあっていた。ジャックはネグリジェ姿のマリアに覆い被さり唇を貪る。厚く柔らかいそれは唾液で湿り吸い付くようで心地いい。水音を立てて舌をしゃぶるキスにマリアは力が抜けてしまったようで、首へ回していた細い腕がシーツの上へと落下した。スカイブルーの瞳に涙を浮かべ息を切らす様はあどけない。セックスどころかキスの経験すらないと聞いたときには流石に驚いたが、何より自分がこの天使にとっての全てになるのだという優越感が頭を支配した。

 ジャックは唇を離すとシャツを脱ぎ、それから横たわる小さな体を見下ろした。少々胸は小さいが肉付きは悪くない。今は見えないが、ふっくら盛り上がった尻は思わず叩きたくなるほどに、いい。
 ネグリジェの裾に手を掛けると、マリアは緊張した面持ちで息を詰めた。幾層と重なる薄い布を掴み胸元まで捲り上げ、現れた素肌にジャックは唾を飲み込んだ。

「や……あんまり、見ないで……」

 砂のような白い肌だった。緊張に汗ばみ濡れているのが艶かしい上に、柔らかそうな膨らみの先端は淡い。血染めの武器を扱うばかりのゴツゴツとした指で、出来る限り優しくそれに触れる。腹から胸の輪郭を辿り、手の平で包み込むようにしてそれを握った。親指で乳首をさすると、マリアが小さく「あっ……」と声を漏らした。
 指の腹で何度かそれを繰り返すと柔らかかった突起が硬くなり、やがてぷくりと膨らみ尖った。それでもまだ執拗に、擦り指で挟むようにしてすり合わせていると、マリアはひくりひくりと体を震わせた。

「こっちも触るぞ」

 声を掛け手を下腹へと滑らせる。先ほどからもじもじと落ち着きなく動く足を、自らの膝を間に挟ませることで開かせた。普段の彼女であれば絶対にしないがに股であったが、純朴な美女が無様に大股を開き股間を丸出しにしているというギャップに、ジャックは酷く興奮した。

「足をしっかり開いていろ。でないと俺のチンポは奥まで入らん」

 羞恥に閉じようとする膝を撫でて視線を下に向ける。露出した下着は白かった。彼女によく似合う色ではあるが、しかしやや布の面積が狭いと感じる。レースのあしらわれた華奢な布は薄く、水に濡れれば透けてしまいそうであった。腰紐で結ぶタイプのそれはマリアの顔からは意外性を抱かせる淫猥な下着と言えるだろう。ごくりと生唾を飲み込んで、ジャックはまず愛撫を念入りに施すことにする。下着の上に手を置いて上下させる。彼女の声が息を飲む。

「随分派手な下着だな」

「ん……ジャックに見せるから、新しく買ったの……変、かな……?」

 不安そうに見上げる瞳に、ジャックは一言「いや、」と返答した。天使のように純粋そうな顔をしてこんな卑猥な下着を選び下肢を包んでいるのだと思うとそそられるものがあったが、ジャックはそれを言えずに言葉を濁すことしか出来なかった。どうにも女性には不器用なのだが、マリアはそれを理解しているのか、安心したように力を抜いた。

 布越しに伝わる暖かい肉を撫で、ぷくりとした突起を引っ掻いた。開かれた太ももがビクンと弾み、くぐもった嬌声が部屋に響く。親指を押し当て円を描くようにそれをこねると、マリアは泣きそうな声をあげた。
 乳首を口に含みクリトリスを入念に転がしていると、次第にマリアは息を荒げるようになった。腰紐を解き、一人遊びすらしたことのないという股間を露わにする。ほとんど陰毛すら生えていないそこは汗ばみ湿っていたが、割れ目を指で広げると、透明な粘液がとろとろと溢れ出てきた。

 愛液をすくい指に絡めて、まずは中指を一本入れることにする。ひくりひくりと収縮する肉の穴に太い指をゆっくりと押し入れると、熱く潤んだ肉壁がヌチュッと音を鳴らしてしゃぶり付いてきた。

「あ……ああぁ……♥」

 恍惚の混じる声があがる。マリアは余程感度がいいのか、処女だというのに痛がる素振りすら見せず乱していた。膝裏を持つように指示すると彼女は大人しくそれに従い、胸まで折り曲げたまま膝を抱え、体液を滴らせる性器を剥き出しにして喘いだ。片手でつまんだクリトリスを優しくいたぶりながらぬめる内壁を探りGスポットに指を押し当てて、緩やかな速度で指を抜き差ししてやる。

「やぁっ♥ あ、あぁ……っ♥ ひっ、やあ……♥」

「うまそうに指をしゃぶっている……気持ちいいか?」

「は……っ♥ うんっ♥ うんっ♥ きもちい、よぉ……♥」

 チュクチュクと音を鳴らしながら指に絡みつく肉を掻き分け中を抉られるのが気持ちいいようで、マリアは一心不乱に快感を貪っているようだった。指を一本増やし再び中を擦る。肉壁がうねり蠢き指を奥へと誘い込む。

「やあぁっ♥ ジャックぅ……だめ、だめ♥ きちゃう……きもちいいの、きちゃうよぉっ♥」

「気持ちいいのはイヤか?」

「ううんっ♥ すきっ♥ これ、すきっ♥ あっ、だめ、だめ……!♥」

 甘えた声で訴える姿はまるで子供だった。指を咥え素直に快楽を甘受するマリアはあまりにも性的で淫猥で、ジャックの腹の中が熱くなる。

「あっ……やぁ、あああっっ♥♥♥」

 クリトリスとGスポットを攻められて、マリアは体を仰け反らしながらアクメに達したようだった。内壁は指を食いちぎるほどキツく締め付けてそれを堪能し、更にごぷごぷと愛液が湧き出している。それでもなお締め付けに逆らい指を出し入れしていると、愛液に混じってプシュッと液体が噴き出した。

「はあぁぁ……♥ らめぇ……♥ うごいちゃやらぁ……っ♥♥」

 腰を弾ませ余韻に震える彼女の瞳は蕩けている。イッたばかりの体を弄るのは辛いと知りつつもジャックは悪戯に彼女のクリトリスを扱いて、一頻り泣かせたあとに指を抜いてやった。

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