He became a woman.52.
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時間に余裕がない平日の夜にセックスをするのは僕も消太くんも乗り気ではない。だからムラムラしたときなんかはお互いの体に触り合って、たくさんキスをして、手で慰め合うことがほとんどだ。服を全部脱ぎ捨てて横たわる僕の上に、同じく裸になった消太くんが覆い被さる。大好きな消太くんのいつも気怠げな顔はすっかり興奮してるみたいで、ふうふうと荒い呼吸をしながら僕の首筋に顔を埋めて何度も吸いつく。あんまり見えるところにキスマークをつけられるのは困ってしまうけれど、寒い季節は首が隠れる服を着る機会が多いため下の方なら許容範囲、ということにしたのはお付き合いがはじまり初めて迎えた冬のことだ。硬く勃起した消太くんのおっきなチンコが僕の内腿にスリスリと擦りつけられる。触れた箇所が微かにヒヤリとするから、きっと彼の先っぽにも液体が滲んでいるのだろう。僕の体でそんなに興奮してくれるのが嬉しくて、僕もセックスのときのように軽く腰を揺すり消太くんを刺激した。僕のものは上に乗る彼の鍛えられた腹筋に擦られているからずっとじんわり気持ちいい。肌に触れる体温と色々な刺激がもたらす心地よさに浸っていると消太くんが甘えるみたいに顔をすり寄せてきたので、今度はチュッとキスをした。舌を伸ばすと彼が舐めてくれる。先端を舐めて、面積の広い大きな舌を、唇を窄めて軽く吸った。「うまいか?」額にうっすら汗を滲ませた消太くんがニヤニヤしながら問いかける。歯磨きをしたあとなので清涼感のあるミントの味しかしないけれど、僕は「うん、おいしい」と返事をした。茶番だなあとは思いつつも楽しい瞬間だ。足の間に座る消太くんが僕の両足をグイッと押し広げ腰を密着させてくる。挿入されるときと同じ体勢にされるのは、今夜は入れてもらえないとわかっていてもドキドキした。血管の浮き出たカッコいい消太くんのチンコが僕のチンコに頬ずりする。彼の舌を舐めながら前後に腰を揺らすと、消太くんがはあ、と熱いため息を吐き出した。
「ソーガ、触って」
小声で促され、僕は彼の下肢に手を伸ばした。消太くんのそれは体格差のせいか僕より一回りくらい大きくて太さもある。これが僕の中の気持ちいいところをいつも擦ってくれるのだと思うと何となく愛おしさが増してきて、硬く膨らんだ先っぽを手の平でくるりくるりと撫で回した。
「どう? ちゃんと気持ちいいかな?」
「ああ。全体的にシゴいて」
「うん、わかった」
「お前のも一緒に」
「こう?」
リクエスト通り僕と消太くんのチンコを一緒くたに手に包み、根元から先端までを手で包んで上下に擦った。「そう」と囁き声が返される。僕は自分でするときには先っぽばっかり触ってしまうけれど、消太くんはきっと中に挿入する側で慣れているから、抽送する動きの方が気持ちいいのかもしれない。ひとまとめになった2本のチンコをコスコスと擦る僕の唇に消太くんの唇が押しつけられて、チュッチュッと軽い音を立ててキスされた。あったかくて気持ちよくて幸せだ。「舌出せ」即座に消太くんが指示を出したので僕は言われた通りに舌を伸ばした。大好きな消太くんにベロを舐められちゅうちゅう吸われてしまうと段々と頭がぼんやりしてきて、彼の体温の温かさとチンコの気持ちよさ以外、何も考えられなくなってしまう。両足をカパッと開かされ、優しく舌を吸ってもらって、僕の頭はこれをセックスだと勘違いしてしまったようだった。尻の穴がキュンと疼いて力がこもり、手の中のチンコがピクリピクリと脈打ちはじめる。我慢のきかない僕の体は、もうイこうとしてる。手の平でチンコを揉み合わせながら、擦る手の動きを早めていく。僕の舌を舐める消太くんが悩ましげな声で「早くヤリてえな……」と囁いた。
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170404
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