ボス誕!(放送室、前編)
久しぶりのボス誕
これまでのお話はss過去ログ。
*
簡単なあらすじ
未だに終わらないツナの誕生日!
リボーンの命令?好意?により、ボンゴレファミリー全員のパンツを狩ってくることを強制されたツナ!
清い友情、仄かな恋慕、それらを粉々に打ち砕くパンツ狩りという行為。
ツナの中でだんだんと感覚が狂いだし、目覚めゆくボス魂。
さて、今回のお相手は……?
***
ピンポンパンポー…
(ん?校内放送…?)
骸のパンティーを尻ポケットに突っ込んでると、突然はじまった校内放送。
ほとんど人の残っていない学校に響いたその声は。
『ヴォオオオィ!』
「ひぃ?!」
キィン、と耳をつんざく軋み。
俺は一発でこれが誰だかわかった。
『2年A組沢田綱吉ぃい゛!サッサと放送室に来いィイイイ』
「う、う、うるさいよーっ、なんで学校にスクアーロが!?」
耳を押さえつつ、俺は再びスクアーロにマイクを持たせる訳には行かない!そう思って放送室にダッシュで向かった。
あんな爆音を繰り返されたら鼓膜がヤられる。
ピンポンパンポー…
「わぁああっ、来たからっ来たから放送待って!」
A組の教室からやっと辿り着いて扉を開けるのと、我慢の足りない大人がまたまた放送しようとするのがほぼ同時だった。
狭い放送室に物々しく並んでいるのはやはり、ヴァリアーの面々だ。
透けるようなサラサラの銀髪を揺らし、スクアーロが俺に向き直り…
「ッ!! ぅお、ヴォオオオィ沢田ァ!どおいうこったぁ、既にアチコチからパンツがはみ出てんじゃねえかぁああ!!」
「ふん。まったく、日本の教育はどうなってるんだい。中坊の分際で随分とただれてるじゃないか…」
「ししッ、ルッスより悪趣味じゃね」
「あらやだ。ワタシがいつ体中のポッケからパンティーはみ出させたって言うのよ〜」
「あ、ハハ…」
うん、ヴァリアーを非常識と罵る前に、俺は一度我が身の在り方を見直したほうが良かったみたい。
確かにスクアーロの言う通り、ズボンのポケットはもうパンパンで、貰いたてのパンツが顔を覗かせている。
「てめぇら少し見ない内にトチ狂ったらしいなぁ!わざわざ日本に呼びつけて、パンツ寄越せって馬鹿にしやがってぇ゛え」
「馬鹿になんかしてないよ!誕生日パンツだよ!俺もよく分かんないんだよ!!」
白い顔を真っピンクに染め、俺を非難するスクアーロににじり寄ると、スクアーロは素で怯えたように半歩後ずさった。
「ばっ、沢田 急に近づいてくんなぁああ!」
「しししっスクアーロ、ビビってやんの」
ベルフェゴールが小馬鹿にするとスクアーロは切れた。
「んなワケあるかぁッ」
そうして、ヴァリアー一団に動きが出た時、俺は初めて、奥に堂々と座る、威厳ある男に気付いた。
「ああっ!」
「うるせェぞ、ドカス共」
ザンザスが腰を下ろしていると、安いパイプ椅子すら銀色に輝く玉座に見える不思議。
彼が片手をあげて一喝すると、放送室は一気に静かになった。
***
レヴィがログアウト中
今回獲得済みパンツは変わらず↓
【笹川了平の黒のボクサーパンツ】
【草壁哲矢のフンドシ】
【ロマーリオのダンディーなトランクス】
【ビアンキのセクシーパンティ】
【獄寺の赤いTバック】
【山本の野球ボール柄の可愛いトランクス】
【京子の純白乙女パンティ】
【ハルの水玉乙女パンティ】
【六道骸(クローム)のフリフリパンティ】
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