オープン・トゥ、かわいいあの子の爪先
プラム色した唇
盲目のふりをしていたね
あの子はあんたを見ないのに
交差点で泳ぐ人々の群れ
愛に誤魔化される五感の信用性について
逸脱した者同士の馴れ合い
レモネードの甘酸っぱさに喩えられる恋ならよかった
不幸を背負うこどもたち
孤独死くらいがちょうどいい
どの口でキスするの
あの人を繋ぎ止めるためにこの子宮はあったのだと、
誰でもいいんだったらそれは君じゃなくたって
寝言は甘いものしか聞かないことにしてる
他に都合の良い女を当たってちょうだい
たらればの未来はやってこない
夕焼けが手招く窓辺へ
私がもし男の子だったなら、あの子のこときっと好きになれた

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -