単眼注意/年下青年+モブ複数×単眼青年/微エロ?/レイプ



私は生れつき目が一つしか有りませんでした。所謂単眼というものです。おかげで学校等では非常に気味悪がれ、疎まれていました。常に周りから怯えたような目で見られる毎日。耐え切れなくなった私は、家に篭るようになりました。そんな私に両親は何も言わず、ただただ普通に、ごく普通に接してくれました。二人の目に怯えた色は無く、それは寧ろ、優しい父親と母親の暖かい色を称えていました。優しかった両親。こんな私でも愛してくれた両親。私は二人だけがいればいい。3人での生活が、ずっと続けばいい、そう思っておりました。ですが私が19歳になった時、父と母は病に倒れて死んでしまいました。いくら私が家に篭っていようが、近所の人々の反応はあまりいいものではなかったようでした。単眼の子を産んだものとして、蔑まれ、疎まれ、恐れられていた両親。周りの重圧に耐え切れなくなった二人は、そんなストレスから病気になってしまったそうです。病院の先生がそうおっしゃっていました。それから私はますます外に出なくなり、両親の病死によって得た保険金を使い、生活を送っていました。それに両親は多額の貯金をしていたので、私の生活は中々に良いものでした。しかし、そこには私を愛してくれる人はいない。3人で住んでいた頃の家はやたら狭く感じられたのに、一人になってからは酷く広く感じられます。誰か私と一緒にいてくれ、優しく抱きしめてくれ、愛してくれ。そう呟いて大粒の涙を流す毎日。孤独に耐えられなかった私は、ある日から夜の街でふらふらとさ迷うようになりました。優しさを、人肌を求めて。一日の半分以上を家の中で過ごし、夜になるとネオン街へと繰り出す。そんな生活が続き、私は26歳になりました。そんなある日のことです。一人の男が、私に声をかけてきました。彼は私より少し若く見え、体格は家に篭ってばかりいる私の貧弱な体とは違い、程よく筋肉がつきがっしりとしていました。彼はなんと私が単眼であることを知っていて声をかけてきたのです。今まで街を歩いていて、話し掛けれられたことは何度かありましたが、いずれの人も私が単眼であることを知らず、それを知るとにやにやとした表情を一瞬で真っ青にして、そそくさと逃げて行きました。そうゆうわけで、私は大変驚きました。彼は実は私が以前から毎晩街を出歩いているのを知っていて、今まで声をかける勇気がなかったが、今日はなんとか勇気を出してみたと笑って言いました。どうして私なんかに声をかけようと思ったのか、私が聞くと、彼は先程から照れ臭そうに笑っていた顔を瞬時に真剣な顔つきへと変えて、言いました。貴方が、好きだと。私は耳を疑いました。今まで自分を愛してくれるのは両親だけで、両親が死んだ今、私を愛してくれる人は世界中どこを探してもいないのだと、そう思ってきました。しかし目の前の、この男は私を好きだと言うのです。私は涙が出ました。嬉しかったのです。まさか、まさか私を愛してくれる人がいるなんて。私にもまだ、人に愛される資格があるのだと。私は神に感謝しました。アーメン、あなたはなんて慈悲深いお方なのでしょう。私は男に素直にこう言いました。こんな私を愛してくれてありがとう、と。その時の彼の表情といったらもう。言葉では形容しづらいので申し訳ないのですが、敢えて言うならば天にも昇る、といったものでした。そんな彼の表情を見て、私は胸がきゅっと熱くなるのを感じました。彼は早速自分の部屋に案内すると言いました。初めて他人の家に泊まることとなった私。そして数年振りに誰かと一緒に過ごす夜。私は胸が高鳴るのをおぼえました。暫く歩いて着いた、少々うす汚れたアパート。その一階の一つのドアを開け、彼がどうぞ、というように片手を部屋の奥へと向け、私を中へ入るようにと促しました。私はばくばくと、今にも体を突き破って出てくるような勢いで脈打つく心臓の前に左手を置き、小さく息を吐いてから、まだ明かりのついていない暗い部屋を奥へと進んで行きました。その後すぐにがちゃりと重々しい音を立てて閉められた玄関のドア。その音が、なぜだか私には恐ろしく感じられました。次いで彼によってぱちりと点けられた照明。突然明るくなった為に少し目が眩んだ私は、腕を眼前へ翳して、光を遮りました。その時です。翳した腕を誰かが恐ろしい強さで引っ張ったのです。突然の事に頭が混乱していた私は、腕を引かれるにつられてそのまま前のめりに倒れてしまいました。ただ、この混乱した頭でわかったことは、私の腕を引いたのは彼ではなかったということでした。床に強く打ち付けられ、痛む全身に小さく呻きながら、私はごろりと仰向けになりました。そこには恐ろしい景色が広がっていました。それ程広くない部屋に数人の男達…どれも体格や雰囲気がばらばらであった…がにやにやと下品な笑みを浮かべ、私を見ていました。その視線はなんだか厭らしいものを孕んでおり、私は全身を舐めるように見られ、非常に気持ちの悪い気分になりました。そこに彼の声が聞こえました。私は声のした方を向きました。彼は眉を寄せ、なんだか苦しそうな、泣きそうな顔をして言いました。ごめんね。それを合図とするかのように、男達が、一斉に私の身体に手を伸ばしました。












………私の頭の中は真っ白でした。男達に腕や脚をガムテープで幾重にも巻かれ、拘束されました。びりびりと服を破かれる音。耳元にふきかかる熱い吐息。身体を優しく撫ぜ、時にギリギリと爪を立てる指。熱い舌先は私の耳、乳輪、臍、そして性器や菊門を舐め、ぐしょぐしょに濡らしていきました。口腔に無理矢理くわえさせられた熱い肉棒、喉を伝う白濁の液。激しくピストン運動を繰り返され、紅く腫れ上がった秘部。私は抵抗することもなく、というより抵抗する気にもならず、ただ強いられた行為を静かに受け入れるだけでした。最中、彼は我々とは少し離れた場所から、じっ、とこちらを見つめておりました。私は何処かぼんやりとした頭で、彼も私を凌辱しようとしないのかと思っていました。男達は私の耳元で優しい言葉を繰り返し繰り返し囁いてくれました。可愛いね、抵抗しないの、淫乱だね、もっと喘いでよ、好きだよ、愛してる、好きだから、愛してるよ、愛してる、愛してる、愛、愛、愛、愛愛愛愛愛愛…。私は幸せでした。両親が死んでから今日まで、つい先程まで、私は独りでした。優しい人も、抱きしめてくれる人も、愛してくれる人も、私の傍には誰もいなかったのです。誰も、この世界中何処を探したって、私を愛してくれる人など二度と現れない。そう思っていました。ですが今は違います。彼等は私を愛してくれています。こんなにも、こんなにも。私は嬉しい。行為が終わると、男達は私にまた明日ね、と言って部屋を出ていきました。残ったのは彼と私の二人きり。彼はずっと座っていた椅子から漸く腰を上げ、私の元へ近づいてきました。そしてひざまずくと、床にぐったりと倒れ伏している私の頬に、触れるだけの優しいキスを落としました。そして彼は言いました。これからはここで一緒に暮らそう、と。私は怠い頬の筋肉をなんとか動かし、微笑みながらはい、と答えました。私の返事を聞いて、彼はまた嬉しそうに、少し照れ臭そうに笑って言いました。愛してるよ。ああ私はなんて幸せ者なのだろうか。こんな巡り会わせをくださった神に、私は心から感謝いたします。アーメン。



アーメン



やたら長くてすみません
友神にもよく怒られます


気をつけないとと思っていたはずでした
はずだったのですがいつの間にかこんなことに

自分で自分の首を絞めて本当にうっかり絞め殺してしまいそうな女
篠塚でございます
よろしくお願いいたします

(20110702)
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