「「とーさん!」」



まだまだ覚束ない足取りで歩み寄って来たナルトとなまえを抱っこする。きゃきゃっと、はしゃぐ息子と娘に知らず知らずにやけてしまう。可愛すぎだからね。



「とーさんニヤニヤ!」

「とーさんきもちわるい!」



笑いながらそんなことを言ったナルトとなまえ。頬が引きつった気がした。"にやける"とか"きもちわるい"なんて言葉覚えちゃって……カカシ先生に一言言ってやんないと気がすまない。俺の大切な大切なナルトとなまえの教育に悪なあの先生は。



「とーさん!」

「……ん?どーした、なまえ」

「とーさんとナルトはおんなじ!なんでわたし、ちがうの?」


じーっと俺とナルトを見比べそう言ったなまえ。多分、髪と目の色のことかな?



「ナルトはとーさん似なんだよ。でもね、なまえにもナルトにもとーさんは同じくらい大好きって思ってるんだよ!」

「おれも!とーさんもなまえもだいすきだってば!」

「わたしも!」



うんうん!
まっすぐ育ってくれているみたいでとーさんとして嬉しいよ。

(君たちはとーさんの太陽だ)


…カカシ先生には明日。



(20110222)



ギャクになってませんね。すみません。
なまえちゃんとナルトくんは兄妹の設定です。年子で妹思いのお兄さんであると思います。いつもミナトパパは兄妹に地味に苛められていると思います。が、兄妹が可愛すぎていつも幸せなミナトパパ。
夢雨ちゃんリクエストに沿えなくてごめんね。企画参加ありがとう。これからもよろしくね(^^)
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