空色の瞳の君 10 晴れて恋人同士となったミナトと私。ミナトは私を幸せにしてくれる。 「………あれ?」 「どうしたの?」 「ミナトはなんで夜の第二体育館に私が居るって分かったの?」 ミナトの名前を私がいくら呼んだからって現実、聞こえるはずない。 「あぁ、本当は俺を呼ぶクシナの声が聞こえたからって言いたいんだけど、あの時、クシナが電話に出なかったから……」 「うん。第二体育館圏外だったから」 「で、どーしてもあの時クシナの声が聞きたくて自来也先生にクシナの住所教えてもらってね…」 「え、ミナトが!」 「ん?…うん、もちろん俺が。クシナの家に行ったのはいいけどクシナはいなくてオマケに学校からも帰ってないようだったから…心配になって学校中心に探し回っちゃったってわけ」 「………ミナトって意外と行動力あるのね」 これで自来也公認と発覚する。そして言わずとも、ミナトの行動力の源はクシナである。 (けっこう、積極的にアピールしてたんだけどね? (結果的によかったからいっか♪) (20101223) [前へ] | [次へ] |