在り来たりな愛情




――欲張りな女。それは、物が欲しいとかそういうんじゃない



「それは、愛!」

「ッタク、さっきからなに一人でぶつぶつ言ってんだよ。めんどくせー」

「そう!それなんだよ!!シカマルくん!」

「…は?」

「……ねぇ、わたしってめんどくさい女?」

「な!はぁ?ちょ!」



俯き若干掠れた声でそんなことを口にしてくるなまえ。急に何言い出すんだ?



「私は、シカマルが好き」

「〜〜っ!」



おまっ、それ反則だろ!!やべーにやけちまう。キモいとか思うなよ!なまえが可愛すぎるのが悪い。



「俺はなまえを愛してるし、俺の手で守ってやりたいと思ってる。その、なんだ…"めんどくせー"は俺の口癖で…」

「……っ、」

「なまえ?」



肩をふるふる震わすなまえ。なんだ?………!まさか!



「お前、ハメたな!」

「はは!だってー」

「ッタク、なまえにはかなわねーよ」

「IQ200の人がよく言うよ」

「ばーか!なまえには頭じゃなくて体が動いちまうんだよ!本気ってそういうもんだろ?」

「、///…シカマル…それ、反則//」



結局は想い合ってるんです!



(20110226)
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