はねる、心の臓




「なまえ…」

「っ、///」



部屋で読書をして寛いでいた私たち。ふいにシカマルに呼ばれ顔を上げれば……びっくりするくらいシカマルが近い!!
シカマルはごく自然に私の耳の後ろに手を張らす。



「クク、すっげー心臓バクバクだな」

「///」



あまり笑わないシカマルがいたずらっ子のように無垢に笑うから…あぁ、私の母性本能が!!!


◇◇◇


真剣に本を読んでいたなまえに近づきそのままなまえを呼べば案外簡単に気づいてくれた。そのまま、なまえの綺麗な髪を指に絡ませ頭を寄せてやる。



「クク、すっげー心臓バクバクだな」


なんて言えば、首まで真っ赤にしやがるかわいい奴。キス、……していいか……?やべぇ顔がにやけるつーか、笑えるつーか…



「シカ、かっわいい!!!」

「は?…ちょ……ぃて!」



顔を真っ赤にして俯いていたなまえはいきなり抱きつきにきた。いてー!頭打ったぞ!!



「シカマル、かわいい!かわいい!」

「…………男にかわいいなんて言うんじゃねーよ……」



なんて言いながら俺に抱きつくなまえを抱き返してやる。びくっとあからさまに意識してやがるなまえに吊られて俺まで照れる。


(ばか、……照れてんじゃねーよ)
(照れるじゃねーか//)



(20101216)
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