いまさら謝ったって遅いよ。もともと許すつもりもないけどね。

※会話文のみ



「ええぇぇ!?おかしいでしょ!許すつもりないなら無駄な土下座なんかさせるなし!」


「なに、生意気なんだけど。どの口がそんな事言ってんの」


「生意気なのはあんただろぉぉが!今の今まで忘れてたけどわたし年上だよね?!なんなのこの扱い!」


「忘れるくらい僕が優勢なんだよ。あらゆる面で」


「今絶対内心わたしの事貶したでしょ!」


「じゃぁ聞くけどどこらへんで僕に勝ってる部分があるわけ?」


「えっ…と…ほら、うーん……」


「ないだろ。無駄なあがきは見苦しいよ」


「きーーっ!!むかつくっ!絶対あるって!……あ!わたしの方が優しいもん!」


「優しいなら僕の饅頭食べたりしない」


「うっ……わたしの方が素直だもん!」


「素直なら饅頭食べちゃいましたごめんって言うよね。いきなり逃げたりしないよね」


「うっ…だって兵太夫怖いんだもん…」


「食べた方が悪い」





「(あーあ、勝手に食べちゃって、僕があげようと思ってたのに…急に優しくなってどっきり作戦は本人のせいで失敗だよ、三ちゃん)」


「(こいつに勝ってることで最初に浮かんだのは、兵太夫への気持ち…これなら絶対勝ってるけど、まさか本人には言えない…)」
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