「…、え…？」

なに、好き？俺のことが？
色々と容量オーバーな俺にはどういった類の好きなのかちょっとよくわからない


「だから好きなんだよ、わかる？」

「…おれもすきだよ…？」

友情…？


「…あーもう、ちげえよ、全然ちげぇ。俺の好きは臨とキスしたりセックスしたりしたいってこと、性的なんだよ」

「イデッ」

わかったか？って言いながらデコピンされたけど全くわかりません

「っ、きゅ、急に言われても」

「別に急じゃねぇよ、大体 抜くとこまでやったし、キスしてるし、臨だって本当はわかってんだろ」

「うっ」

頬がやけに熱い
ジリジリと熱を帯びてきてどうにかなりそうだ

「なぁ、返事聞かせて」

…。

「司のこと、好きとかよくわからないけど、離れたくない」

自分でも酷い言葉だと思う
相手のほしい言葉をあげることができない

「ふーん。…っま、今はそれでいい。将来的に臨は俺のこと好きになるよ」

「…なるしすと……」

「あ？ホントのこと。臨が嫌がるなら手は出さない」

「え？」

「だから嫌だったら言え」

そう言った司は俺の言葉を飲み込んだ

「ッ、ん、…は、」

腰と頭に腕を巻きつけられて身動きが取れない
苦しい、という意味を込めて脇の下から腕を巻きつけて背中をトントンって指で叩いた

しばらくして止んだ接吻
　
「…は、いい顔してんじゃん」