憂鬱めりーごーらんど | ナノ




肌寒くて朝、目が覚めた。

シルクのシーツが肌触りがいい

「あ………?」

ここ司んちだ。


体を起こしてみると
なぜか自分は何も身につけていなかった。
正確にはパンイチだった。

あ!どうりで寒いわけだ
じゃなくてさ




「え………?」

なに、どういう状況
昨日は確かお酒の呑み比べやってて
そんで、…あれ、記憶がないぞ俺

えええ。


これ、BL漫画だとヤっちゃった
パターンちゃいますかね

でも腰痛くないし。

え、まさか俺が攻め?
腐男子攻め…新しい

つか、さっきから司が見当たりない
どこだよ。あいつ

一人で考えていたら、ドアが開いた


「あ!つかさ…」

「お前寝過ぎ」

何時だと思ってんの?っていうけど

この状況説明しろ


「ねえ、あのさ」

「あ?」

「この状況なに…なんでここに居るの…」

俺の言葉に司が固まった
少ししてから、はぁ、と溜め息混じりに

「思い出せねぇなら思い出さなくていい」


なめてんのかこいつ。


「ねえなんで俺裸なの」

「汚したから」

汚したって、なにで

「あ、ゲロとか?」

「……しらね、」


はーん?



「取り敢えず、今から客来るから。」

「ここで待っとけ」っておいふざけんな
俺は放置プレーか服ぐらいは貸せよ

まぁ、パンツ履いてるからいいか
まて。このパンツ昨日履いてたのと違う気が…しなくもない。
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