150〜200 | ナノ
アルビノの夜 / 闇に浮かぶ真白の君(はな) / この心臓が止まるまで、君の隣で / 鼓動を合わせて生きてくよ / とくん、とくん / 68回の「生きている」 / 冬色の髪、薔薇色の瞳 / キスしたら融けて消えちゃいそう / 光が怖い、痛い 灼けちゃうよ / 月の光さえ見れない君に、真白の花(カスミソウ)



太陽の烏は身を焦がし飛ぶ / コロナのツバサ / 僕→08:00→君 / 月の兎は誰を想い糸を紡ぐの? / 恒星オッドアイ / 今宵、陽光を求む / バルジに見つからないように / 月影の森に潜むの / おひさまのうみ、きらきらと / 夜が来たらお伽話を



滅びる世界に接吻を / ハロー・フレアの逃走 / 廻って廻って星間飛行 / 星一輪、花瓶に飾って / 音のない世界だから、こころが、ほら、あたたかい / 「例え光でさえ、此の世界からは逃げられないんだ。解らない?冗談だろう?」 / シリウスの向こうに地球の双子がいるんだって / 彗星周期に乗っかって電磁波荒らしをはじめよう / 「こんにちは、スピカ。空に上げられた気分はどう?」 / 蠍(スコルピオス)の悲劇



会いたいなんてもう言わないよ、だからはやく、帰ってきて / この愛の名は「   」 / 死体の上に咲く花、露は涙の味ですか / 蒼く燃えるあなたを見た / ぽつぽつと、消える灯を / 眺めていたら土砂降りに / やめて、白にならないで / 名もない花を手向け / 神様なんていないのに、どうして祈ったの? / そんな私が哀れだと、あなたは言う



チヤリオツト(二輪車)は海底を走(そう)し / 小鳥の詩に目蕩む(まどろむ) / 机の上のチヨコレエト / 処女(をとめ)は夢路を越えてけり /鐘朧(かねおぼろ)の子守唄が降り注ぐ / あゝ冬には花時雨のあしらひを / されどあはれに融けゆく雪菓(せっか)なり / 空嘯(そらうそ) / 君想いはよしなしなり / 金木犀にお祈りを