たゆたう詩声 | ナノ



運命の人


絵を描いた。
詩を書いた。

『上手いね』
『スゴいね』

在り来たりな台詞
魅力のない言葉
放たれたお世辞に
何も感じやしない


そんな中に

飛び出してきたのは

『感動したんだ』

と言う大袈裟なアナタ


理想を求めてなんかいない
夢を見ていたわけじゃない

それが
まさに正解で

この人だけで
この人だった

『見つけた。』

指をさして言った。


2012.08.06





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