本当に好きだった………

好きで好きで、どうしようもなかった
だからあの日あのトキがチャンスだと思って告白した。

『丸井くん。あの子の代わりでいいから私と付き合って』と―――


あなたの笑顔が私に向いてないことは分かっている。
あなたの言葉が私に向いていないことぐらい知っている
私を通してあの子を見ていることくらい………

贅沢は言わない、一度だけでいい。
あなたの言葉で、私に向けられた笑顔で名前を呼んで?



「雨流」、と





それは叶わないことを知っている、
誰も居ない教室、そこから見えるテニスコート

丸井くんと幸せそうに笑っているあの子………

頬に暖かいなにが伝い
それを急いで拭う

これで終わった
私の丸井くんへの恋が………
もう一度、テニスコートに目を向け二人に微笑んだ、

『            』








(そして、サヨナラ…………)






相互記念、雨流サマへ捧げます。
ブン太の悲恋でしたが………
上手く書けたましたでしょうか、心配です(。´Д⊂)
これからよろしくお願いします(*´∇`*)



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