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取り敢えず、豚に着いて来いと言われて着いていった先にいたのは可愛い美少女と寝ている少年。

そして、窓からこちらを覗く巨人の美少女。

目の前にいた美少女が私を見るなり駆け寄って来た。

「あっ、目が覚めたんですね!」

ニコニコと私を見つめながら笑う彼女。

私は挙動不信になりながらそんな彼女に頭を下げた。

「えっと、どうも……」

すると、そんな私達二人を見ていた巨人の美少女が真面目な顔をして口を開いた。

「……ねぇ、キミ何処から来たの?」

彼女から向けられる視線は居心地のいいものではない。

私は私の過程があっているのか1つ2つ質問することにした。

「……あの、その前に確認のために質問していいですか?」

窓の外の彼女が首を縦に振った。

私は彼女と美少女と豚を見詰めると告げた。

「……バステ監獄って知ってますか?」

途端、顔色を変えた目の前の美少女と目つきを鋭く変えた彼女と可愛い女の子を守るように前に出た豚。

私は不思議に思いつつ頭を掻く。

「えっと、何か?」

「お前、聖騎士か?」

真下の豚がそう言ったので私は首を左右に振ると、安堵の溜息を吐く3人。

外の巨人の美少女が私に問う。

「なら、なんでバステ監獄って……?」

「あぁ、知り合いのお兄さんが投獄されてるらしくて」

態とらしく「へへへ」と笑うと下の豚が私の傍に来て膝をつつく。

「なあなあ、そいつの名前は?」

「バン兄さんだよ」

窓の外の彼女の絶叫がその場に響いた。





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