翌日、メリオダスとバンとホークの三人は地図を眺めながら話し合いをしていた。
「ここが、エリザベスとオレたちが出会った所。白夢の森でディアンヌと再開……」
「そんで今はダルマリーを東に出た山道だよな?プゴッ」
「目的は王都だろ?だったら、南西の街道じゃねぇかよ〜」
バンが指さすのは南西の街道。
しかし、メリオダスはそれを否定した。
「うんにゃ、王都からは一旦離れる」
彼の言い分はこうだ。
「ソルガレス砦に続いて監獄をぶっ潰したんだ。王国……聖騎士側は警戒を強めてるはずだ」
ホークもそれには賛成なのか声を上げると同時にバンが楽しげにいう。
「今は、目立つ行動を避けとくのが吉ってことだな」
「十分、目立ってんだろ〜が♪」
そして、そこで話も終わったのかメリオダスは地図を丸め始めた。
バンはそんなメリオダスを見ながら尋ねた。
「で〜結局次の行き先は?」
「ああ、次の目的地は──」
途端、大きな揺れがその場にいた全員を襲って彼らは外に出た。
その時、彼女が目覚めた事を知る者はまだ居ない。
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