エリザベスに声を掛けた後に、花子のことを話そうとしたのに当の彼女の探し人であるをバンは何処かへ消えた。
ディアンヌは未だにすやすやと眠る彼女を見詰めて溜息を吐く。
すると、そこへ近付いて来たのはメリオダス。
彼はディアンヌの手のひらに乗る#そら#を不思議そうに見つめた。
「……そいつまだ寝てるのか?」
彼が初めに彼女を見たのはディアンヌと再開した森の中。
ディアンヌは首を横に振るった。
「一度は起きたんだけどいつの間にか寝ちゃってたんだよね」
メリオダスは再び視線を眠る彼女へ向けて何かを思い付いたのか口を開いた。
「さっきの聖騎士が関係してんのか?」
ディアンヌはそれに対して思い当たる節を探すが、いつから彼女が寝ているのか分からない為、肩を竦める。
「……まぁ、なんだ。いつかは目覚ますだろ!」
メリオダスはディアンヌの肩に登り、笑顔でそう告げた。
prev next
back