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昼休みなう

とある日の休み時間、その教室には最近噂のテニス部のレギュラー部員である芥川慈郎とテニス部の純レギュとその彼女がいた。

すると、そんな中で口を開いたのは芥川慈郎その人。

「ねえねえ!二人はどうやって付き合い始めたんだCー?」

完璧に興味津々なその声色に彼氏である穐本智哉と彼女である宇壽山名無しは顔を見合わせた。

「……どうって、どうだっけ?」

「さあ?でも、名無しから告白して来たのは確かだな」

「えっ、そうだっけ?」

「おう」

ニコニコと笑う名無しと照れているのかそっぽを向きながら頷く智哉。

慈郎はそんな二人を見て微笑んだ。

そして、こちらを向いた二人に向けてあることを言い放つ。

「俺ね俺ね、跡部達が元に戻ったら二人のこと紹介したいんだけどEー?」

疑問系なその言葉に目の前の二人は顔を引きつらせて黙り込む。

「どうしたんだCー?」

「いや、遠慮しとくわ」

「そうそう。ほら、泣きボクロ……じゃないや。跡部くんには悪いからさ?」

「全然悪くないCー!!」

「本当にお願いします。こちらが会いたくないの」

慈郎に対し思い切り頭を下げた二人とそれを見ながらぶすくれる慈郎。

そして、その後小一時間この話で三人が盛り上がったのは本人達のみぞ知る。


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