×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -


05:21 オリジナル漫画→刀剣乱舞(ちゃんねる風)

【※説明文書くのが難しいんで突然の本編。ちゃんねるは追記に】

とある国の審神者の本丸に一人の女性が小さな輝きとともに現れた。

そして、予期せぬその状態に審神者もその近侍であった山姥もただ唖然と立ち尽くす。

「……山姥、今の俺の見間違い?」

「……いや、違う」

顔を見合わせその場で固まる二人。

そこへ一人の短刀が現れた。

「わぁ!ほんとうにきたんですね!!」

ドタドタと走廊下を走る音が聞こえたと思うと突然開いた障子。

そして、障子を開けるなりそう笑顔で言い放った今剣。

審神者は目の前の子供に対して言葉を投げかけた。

「おいおい、今剣どういうことだ?彼女は何者なんだ?」

すると、今剣はそのままの笑顔で審神者へと有り得ない発言をした。

「かのじょは、ぼくがまおうさまからあずかりました!」

魔王、預かる、意味の分からない二つの言葉に再び困惑した様子で顔を見合わせる審神者と山姥。

その間にも今剣は何処からか呼んだであろう岩融に彼女を抱き上げさせて何処かへ連れていこうとしている。

審神者は今剣より簡単な説明ができるだろうと岩融に目をつけ再び同じ質問をした。

「岩融、彼女は何者だ?」

「ん?主も知っておるだろう。白の楔の物語に出てくる巫女だ」

思わぬ答えに、審神者は頭を抱えた。

「はぁ!?何言ってんだよあれ漫画だろうが。しかもそれなら巫女が魔王に預けられるっておかしいだろ。普通はそこは巫女と恋愛エンドになる勇者だろ……最終的に巫女死ぬけど」

「あるじさまはわかってませんねー。ゆうしゃさまはわるいおひめさまにだまされてみこをいじめてるんですよ!それにかのじょはしにません!!」

審神者の頭は更に頭を抱える。

自身が知っている白の楔の物語は巫女と勇者の二人が力を合わせ魔王を倒す筈なのだ。

まぁ、その際に巫女は魔王を封じるために命を落とすのだが。

でも、だ。

あの漫画には悪いお姫様なんてキャラに存在しない。

「あのなぁ、そんな悪いお姫様なんて存在あの漫画には……」

「はい!」

いない、と告げようとした時に今剣に差し出されたのはとあるパソコンの一画面。

そこにはちゃんねるなるものが表示されていて、審神者は静かにその言葉を読んだ。

「【白の】巫女姫が消えた【楔】?」

「ほぉら!」

審神者は今剣の笑顔を見るなり慌ててそのちゃんねるのスレを読み始めた。

追記