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私の住む世界が突如変わったのは数年前のとある出来事が切っ掛けだった。

いつも通りに蜘蛛の手伝いをしてとある念能力者の始末を使用としたら、そいつが身の危険を感じたのか自身の持つ念能力で私を別世界へ飛ばしたただそれだけ。

最初は右も左も解らない世界で一人になったと理解した時は焦った。

けれど、親切な老夫婦に拾われたということで今はそれなりに幸せだと感じている。

それに最近再会したばっかりだけど、今は生まれも育ちもこの世界の向こうの記憶を持ったままでこの世界で生まれたらしいパクノダやウボォーがいるし、おまけと言っちゃなんだけど私を知らないヒソカもいる。

確かにまあこよヒソカは私の知るヒソカより面倒臭いけれど、一緒にいて楽しいからまあありとしよう。

ただ、ひとつ面倒臭いのは学校というものがあるということだ。

それに加えその学校には人気者グループがあるらしくそれらの人物に近寄れば即制裁の様なものを受けると。

私は笑顔でこちらに念を纏わせたトランプを投げつけて来るヒソカのトランプを叩き落しながら大きくため息を吐く。

「なんか、私の今通ってる学校って面倒臭過ぎる……」

「おや、じゃあボクの通ってるところに来るかい?」

「それもいいかもね」

私はトランプをひとつ掴み、それをヒソカに投げつける。

「あーあ、切れちゃったV」

「自業自得」

私達はそのままストレス発散をするために夜の路上へと歩き出した。