どうやら紅葉が風邪を引いたらしい
『紅葉〜?』
そんな話を聞いた私はお見舞いに来ました!
一応彼女ですから、あの紅葉が風邪引いたって聞いたら心配くらいしますよ、はい
『…寝てる?』
部屋に入ってみると、ベッドの上に布団のかたまりを発見!
普段賑やかな紅葉も流石に大人しくしてるみたいで、取り敢えずよし…かな?
『連絡くらいしてよね〜…』
具合悪いなら教えてくれたっていいじゃん
って悪態をつきながら寝顔をこっそり見てみると…眉をひそめて真っ赤な顔
…結構しんどいのかな?
『ちょっと失礼…』
熱は…かなり高いかも
「……ん」
『あ、ごめん…起こしちゃった?』
「名前…?」
『待ってて〜、今冷えピタ貼ってあげよう』
「名前!?!?」
『いきなり叫ばないでよ!!…びっくりした』
「結局!なぜ名前がいる!?」
『病人は興奮しないでゆっくり寝てて!…今日何か食べた?』
体が辛いのか、大人しく横になった紅葉はまだ混乱したままの顔で首を振る
『じゃあキッチン借りるね〜』
「わ、わかった…」
* * *
「…ご馳走様でした」
『よかった、全部食べられて』
「……」
『後は薬呑んで寝ててね〜』
「…名前、なぜ来た?」
『なんで、って…"紅葉が風邪で辛そうだから様子見てほしい"ってみんなが』「…そうか」
『…まあ私がいると迷惑みたいだから早く帰りますけどー』
「め、迷惑ではない!!」
いや、さっきから"帰れ"オーラ全開の人に言われても説得力ないって
『…じゃあ何よ?』
「だ、だから…」
私が詰め寄るとばつが悪そうに視線を落とした紅葉がぽつりぽつり話し出す
「…結局、名前は俺より軟弱だからな…もしうつしたらマズイだろう…」
…えっと
つまり私を心配してくれていた、と?
じゃあ連絡してこなかったのも?
『ありがと紅葉!!!』
「だだだ抱きつくな!」
『あ、ごめん、嬉しくてつい』
「…結局、名前は変な奴だな」
そう言って紅葉は赤い顔で薄く笑った
『紅葉、手貸して?』
「…手?」
『寝つくまで握っててあげる』
「な!?!?」
『…嫌ならいいけど』
「…嫌、では、ない」
『はい、じゃあおやすみ、紅葉』
「…おやすみ、名前」

さっきより随分穏やかな顔で紅葉が眠りについてからも、私は暫く彼の寝顔を観察していましたとさ

(たまに風邪って言うのもいいわね…)

fin.

<竜暉様へコメント>
紅葉!!だと言い切る!!←
【紅葉で甘】とのリクエストでしたが達成できた気がしません…
返品いつでも承ります!!

相互ありがとうございます(^^)
これからもよろしくお願いします(`・ω・´)

翠葉






ふおおおおおおおおおお!!
紅葉ううううううううう!!
いけめんんんんんんんん!!
翠葉氏この度は相互ありがとうございます!そしてわたしの我が儘聞いてくれてありがとう!超可愛いです紅葉!ぱねえ!まじ紅葉結婚したい…!お弁当作ってあげたい…!ご飯の上に桜田麩でおっきいハート描いたお弁当作ってあげたい…!!
いやもうほんと幸せですありがとう!!
これからもどうぞよろしくお願いしますー!!






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