「先輩ーまだ食ってるんスかー?この後ゲーセン寄る約束だったじゃないっスかー。早くいきましょうよー」
「うるせー。部活の後は腹が減るんだよ」

さっきから何度もこの会話を繰り返している。俺は早くゲーセンに行きたいのに、先輩が調理実習だかで作ったとかいうケーキを食うのに夢中で一向に食べるのを止めてくれないからだ。

「いっつも食ってるじゃないっスかー」
「ばかだな赤也。このケーキはいまこの瞬間に食わなきゃ意味ねーんだよ」
「なんなんスかソレ!!」

屁理屈にも程があると思ったその時、



「…何じゃお前さんら、まだ帰っとらんかったんか?」
「あっ仁王」
「仁王先輩!」

部室の扉が開いたかと思えば仁王先輩が入ってきた。

「まーたブンちゃんは菓子食っとるのぅ」
「…お前赤也と同じこと言ってっぞ。つーか重い!」

そして仁王先輩は丸井先輩に後ろから抱きついた。
それに対して、丸井先輩は口ではあんなこと言ってたけど顔をすっげー真っ赤にしてた。
…先輩等がそーゆー関係なのは知ってるんでわざわざ後輩のいるところで見せつけないで欲しい。

「何じゃブンちゃん、つれないのー…あっ口にクリームついとるぜよ」
「ちょっ!馬鹿だろぃ!?っ!」

そしてあろうことか、仁王先輩は俺を無視して丸井先輩の口についていたクリームを舐めとった。
仁王先輩の突然の行為に呆然としていた丸井先輩は、しばらくすると耳まで赤く染めて硬直していた。

「な…っ!おまっ!」
「やっぱりブンちゃんの手作りじゃから甘く感じるのぅ」

ぺろり、と舌を出して仁王先輩は丸井先輩の顎を捕らえた。
本格的に俺の存在がなくなってしまったので、俺は当初の目的だった場所へと向かおうとした。
すると、

「っ!ばーか!!!お前なんか知らねぇ!!!おいっ赤也!行くぞ!」

丸井先輩は勢いよく仁王先輩から離れて、ドアの方へずんずんと歩いていった。

「ブンちゃんー俺はー?」
「知らねぇ!!!しばらく話しかけんな!!!」

そして俺はゆでダコと化した丸井先輩に付いていくのだった。


fin.












ごめんなさい。暫く待たせてしまったうえにこの出来ですみませんでした_orz

プリガムレッドになっているかすごくビクビクしてます;
後半の赤也が空気でしたorz

仁王のしゃべり方がすごく怪しいのはスルーでお願いします←

こんな駄文ですが、竜暉様に捧げます!
そしてこれからもよろしく☆










うおぉおおぉおぉおぉぉおおおぉ
ありがとうございましたー!!
プリガムレッド萌えーっ!!
イチャイチャ3B萌えーっ!!

美味しすぎます渋雨さま…!

専門外なのに調子乗ってすみませんでした。
神的文章ほんっとうにありがとうございました!!!!
此方こそ宜しくです!!






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