最近、皆中の回数が減った。
スランプかなぁ…
と思ったから、梓君に聞いてみた。

「そうですねー、確かに最近射形は乱れ気味です」
「う…やっぱり?」
「はい。あ、じゃあ……

的確なアドバイス。
流石スーパールーキー…。
これを元に練習してみよう!


「梓君!」
「あ、先輩。どうしました?」
「ありがとう!皆中したよ」
「わ、おめでとうございます!」
「梓君のおかげだよ」
そう言って笑うと、梓君は何か考え込む。
そしていたずらっぽく笑って。

「じゃあ先輩…、ご褒美下さい?」
「え、ええっ!?」
「駄目ですか?」
「い、いいけど、待って…」

鞄を急いで漁る。
何か…なかったかな…?
あっ、あった…けど、こんなのじゃだめかなぁ?

「梓君、飴しかないや…」
「うーん、まぁいいですよ?あ、でもその代わり…」
「?」
「口移しで」
「……ええええっ!?」
つい大袈裟に驚いてしまう。
そんな私を梓君は楽しそうに笑った。

「せーんぱい、早く」
「うー…、じゃあ、いきます…」

恥ずかしいけど、仕方ない。
飴を口内に放り込み、梓君と唇を重ねる。
舌で飴を押し出すと、一瞬だけ梓君の舌に触れた。

「っ〜…!!」
「可愛い…、って甘っ」
まぁ、確かに甘い。
けどこれは、味の問題だけじゃないっ…

「先輩、これ何味ですか?」
「えーと、あずき味」
「………また微妙な…」



















麻葉様ありがとうございました!
フリリク期間を過ぎていたにも関わらず、梓くんをお願いしてしまいました←←←
しかもちょうど飴持ってたからといって

じゃあ飴ネタ!

とか言いましたごめんなさい←


素敵な梓くんご馳走さまでした!!






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