「バクラが早漏ってのも…」

何だと!?
教室のドアを開けようとドアに手を触れた瞬間、オレ様は中から聞こえてきた江音子の声に目を見開いた。

「面白いかもな」

続いて聞こえてきたのは王サマの声。
面白いだと?…ふざけやがって。

「オレ様は早漏じゃねえ!!」

カッとなって思い切り教室のドアを開けると、それに驚いた江音子と王サマがこちらを向く。

『ゑ?』

ハモんじゃねえよ。

「ちゃんとオレ様は江音子を満足させてやれるぜ!」

「何言ってるの、バクラ?」

「バクラ、何勘違いしているんだ」

「何だと!?」

「そんな話をしてるんじゃないぜ」

「某有名RPGに私達が出るなら、それぞれの職業が何になるかなーって話してたんだよ」

は?

「バクラが僧侶ってのも意外と面白いかもって言ったところで…」

「早とちりした貴様が入ってきたんだぜ!ムキになったってことは、図星なのか?」

「る、るせぇ!」

オレ様の勘違いだと!?よりにもよってこんな恥ずかしい間違いを…!

「ふははは」

「黙れ。ぶち殺すぞ…」

チッ…王サマの奴、ムカつく顔で笑いやがって。

「んー、でも、やっぱり僧侶はマリクかな!死者蘇せ…」

「あ゙りえ゙ないぃ゙ぃ゙い゙ぃぃ!江音子!オレは早漏じゃない!!」

…必死な形相でマリクが教室に入ってきた。
一気に静まり返る教室内。オレ達三人の視線はマリクに集中する。
そんな中、江音子と王サマの二人は、オレ様と同じ勘違いをしたマリクを冷めた目で見つめていた。



mistake
(マリク、今回ばかりは同情するぜ…)





お下品ネタすいません☆
私的にはATMが旅芸人、社長が武闘家、凡骨が戦士、バクラが盗賊(←まんま)、顔芸が魔法使い兼僧侶で攻撃魔法も回復も使える感じです。
某有名RPG→ドラ○エ


(20091211)


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