舞妓
ヒロト「この間、父さんが学会でジョウト地方に行くからって、おれも助手としてついていったんだ」
ミヤコ「へえ。ジョウトはどうやった?ええとこやったやろ?」
ヒロト「うん、すごくよかったぜ!エンジュで見た舞妓さんも綺麗だったし」
ミヤコ「歌舞練場まで行ったんや」
ヒロト「いや、町中歩いてたんだ」
ミヤコ「ああ、それはほんまの舞妓はんやのうて、旅行客のコスプレやね」
ヒロト「えっ……、まじで?」
ミヤコ「ええ。舞妓はんの移動は基本的にタクシーやし、日中は歌や舞の稽古で忙しいさかい、町中歩いてることは、ほとんどないわ」
ヒロト「なんか、騙された気分」
実際そうらしい