写真
アオイ「オレ達のアルバムが見たいって、お前も変な奴だな」
キョウスケ「ヒヅキさんとハヅキさんの幼少時代が気になるんです」
アオイ「オレは?」
キョウスケ「あっ、もちろんアオイさんのも見たいです!」
アオイ「慌ててフォローするなよ。ほら、アルバム」
キョウスケ「ありがとうございます。……わー、二人とも小さいなー」
アオイ「そりゃ、昔はな」
キョウスケ「それはそうですけど、……あれ?」
アオイ「どうした?」
キョウスケ「ヒヅキさんが満面の笑みを浮かべている!?」
アオイ「はあ!?ちょっと貸してみろ!……ああ、これか」
キョウスケ「なんなんですか?」
アオイ「この写真を撮った後、突然嵐が起こって、海は荒れ、カビゴンでさえ宙を舞ったなー」
キョウスケ「ヒヅキさん笑顔って天変地異を引き起こすんですか!?」
アオイ「そうそう。だから、あいつ笑わないんだよ」
ヒヅキ「なに嘘教えてるんだ」
アオイ「ヒヅキ!?下山したのか!?」
ヒヅキ「生活必需品を買いに一時的に」
キョウスケ「あの、ヒヅキさん、この写真は?」
ヒヅキ「シオだよ」
キョウスケ「髪黒くないですか?シオさんって、茶髪ですよね?」
アオイ「ああ、あいつ染めてるからな」
キョウスケ「そうなんですか?意外。ところで、これがシオさんなら、ヒヅキさんは?」
アオイ「これだ」
キョウスケ「いつもの無表情ですね」
ヒヅキ「写真苦手だから、撮る時は仏頂面になるんだ」
キョウスケ「……割といつもこんな感じですけど」
ヒヅキ「いつもは思ってることがすぐに顔に出るんだけど」
キョウスケ「どのへんに!?」