休み時間の楽しみ


先生からの頼まれ事、それはあの赤司からプリントを貰ってくること。

自分でいけよ!と言いたいところだけど、相手は先生。

いくらバカな私でも相手は選ぶよ

ってことで、頼まれ事というか、ミッションを早くクリアしなければ…!


『あ、赤司…?』


教室、窓側の前の席。そこが赤司の席だ。

そこでいつも、一人で本を読んでいる。

独特の雰囲気をかもしだし、

くるなとでも言うように一人で本を読む姿はどこかつまらなそうな…

…私なに言ってんねんやろ


「不知火か、何か用か?」

『ぇっと…先生が、プリントって』


うわぁ…めっちゃ見てるで…

え?誰が?って?そりゃ、クラスの皆がチラ見でw

いや、笑い事ちゃうねんけどな!


「あぁ、これ?」

『うん、それ』

「ん」


それだけ言って赤司はまた本を読み始めた。

なんてゆーか…友達おらんのかな…?


「ねぇ、今失礼な事考えてなかった?」

『え、そんなこと…ナイヨ』

「分かりやすすぎ」


クスっと笑った赤司は綺麗で、いつもの一人でいる赤司とは違う気がした。

思わず、見とれてしまう。


「どうした?僕の顔に何かついてる?」

『ぇ…あ、いや!あ、あのさ…!』

「?」

『この本、シリーズ全部持ってる…から、読む?…いゃ、迷惑なら…その…』

「…じゃあ、貸してもらおうかな」

『ぁ、じゃあ!明日もって来るから!』

「あぁ、よろしく」


そう言ってまたクスっと笑った。


休み時間の楽しみ


(秋兎って呼んで!)
(よろしく、秋兎)
((思ってたより、怖くなかった))


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