halloween! | ナノ







猫柄の豹柄



「アリサー!」

「わ、金ちゃん!どないしたん?」

「白石から聞いたでー!
今日はお菓子ぎょーさんもらえる日やんな!?」

「せやでー金ちゃん。でもな、お菓子もらう前にやらなあかんことがあんねん。」

「ええー、ただでくれへんの?」

「ハロウィンはな、お化けのパーティーなんよ。
やから金ちゃんもお化けになって、
『お菓子くれなきゃいたずらすんで!』っていったらお菓子もらえんで!」

「ほんま!?・・・でも、おばけってどうやってなるん?

・・・・・・・まさか、しななあかんの!?
しななお菓子もらえんの!?いややーーー!!」

「はは、しなんでももらえんで?
金ちゃんが、お化けに変装すればいいんよ」

「おー!アリサ、あたまええなあ!」

「せやろ?
でな、私今変装セットもっとるんやけど・・・。」

「ほんまに?かしてぇな!」

「ええよー。でも朝はお化けでぇへんから、放課後私んとこ来てな?」

「おーきに!」









「ふおおおお、わい、めっちゃかっこええ!」

「おー、金ちゃんかっこええでー。」

「アリサ!豹やでこれ、みて!」

「おー、豹やんなぁ。かっこええよ
耳と尻尾だけでやけど。」

「それでもええよ!かっこええ!
皆に自慢してくる!」


「まってまって金ちゃん、
お菓子もらうの忘れんといて?」

「せやった!なんていうん?」

「trick or treat? やで」

「とりっくおあ、とりーと?」

「そう!おぼえとき?はい飴ちゃん。」

「おおきに!またなー!」


「がんばってなー!」










「はぁー、金ちゃんかわええわぁ・・・・

もう目ぇきらっきらしとって、もう!
抱きしめたい!持ち帰りたい!!食べたい!!!
動悸押さえんの大変やったわぁ(´Д`*)ハァハァ」









「先輩・・・、きもいっすわ・・・・。」

「さすがに同意。」

「謙也先輩、はよ声かけてきたらどうです?」

「光、たのんだ」

「むりっすわー」


「聞こえてんで?お二人さん」





-------------------------------

あれ?おかしいなこんなはずじゃ・・・・
オチない一発目でさーせんwww
台詞だけで話し進めるのって、意外と大変なんですね。