「金太郎。」
「おん!」
「今日な、部活あらへんちゅー話になっとったやん?」
「あー、せやなあ。」
「そんで、今日やることになったから。部活。」
「わかった!」
「ほな、また4時に。」
「おん!」
「謙也、準備ええか?」
「問題あらへんっちゅー話や。」
「あ!財前。
すまん、もうすぐ金ちゃん来てまうねん。
5分ぐらい足止めしてくれへん?」
「げ。
あのごんたくれの足止めなら白石元部長の方がいいんとちゃいます?」
「ええやん現部長。行って来ぃや。」
「ま、しゃーないっすわ。」
「・・・よし、いったな。
白石、プレゼントとクラッカーは?」
「いつでもええで
あ、一個足りひん。もってくる。」
「千歳、オサムちゃん呼んできて!」
「りょーかい。」
「小春ちゃん、ユウジ、飾りつけ!
財前の分も急いで!」
「はぁい!」
「命令すんなや!」
「師範、皿の用意!」
「終わっとるで。」
「んーっと。よし!
飾りよし、掃除よし、オサムちゃんは・・・」
「来たでー。
ほんま、もうお前ら卒業しとんのやからおとなしくしぃや。」
「ええやん♪
可愛い可愛い後輩のためやで?」
「そんな可愛い可愛い元マネージャーにこけしやろ。おぉやろ。」
「うわー、差別やオサムちゃん。・・・いらんけど。」
「謙也なんかいったかー?」
「なんも。」
「クラッカーもって来たで。
それと・・・もうすぐ2人とも来る。」
「あとどんぐらい?」
「30秒くらい」
『え』
「わーっ!!
全員戦闘配備!」
「戦争とちゃうでー!」
「あーもう!なんやねん財前さっきから!」
「・・・はぁ。先輩ら、5分行かんですんません。」
ガチャ
パパン、パン!パン!
『金ちゃん誕生日おめでとう!
財前、部長就任おめでとう!』
「「・・・・・・。」」
「さぁ、はよう中はいれやほれ!」
「な、なんで白石たちがおんの?なあ、財前。」
「アホか、今日お前の誕生日やろ。」
「あ!せやった!」
「ところで先輩ら、俺就任祝いもするなんて聞いてへんです。」
「そら、本人が知ったらおもんないやん。」
「なんや知らんけど、おーきに!」
「おー。これ俺らからな、誕生日おめでとう金ちゃん。」
「そんで、これはウチらから財前へ。
これからよろしくお願いしまっせ部長?」
「・・・・・・先輩ら、全員うざいっすわ。」
『!!?』
「・・・うそ。
今日はエイプリルフールっすわ。
だまされるそっちが悪いっちゅーはなしや。」
「・・・っ
財前のアホー!」
「ちょ、うわ!
やめてください暑苦しい。」
「なんやなんやー!わいも混ざるー!」
「ちょ、金太郎はん生クリームついたままそんなことしちゃ、」
「ぎゃー!!!」
四月馬鹿。
(愛すべきアホらに)(1こけし)