*傘おばけさんのアパート
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?あらすじ
?character
▽古川 幸太郎(フルカワ コウタロウ)♂
17歳、162cm。どこにでもいるありふれた少年。帰宅部なインドア派で体力がない。幽霊は居てもいいけど自分には縁がないな、なスタンスだった。オンボロアパートの置き傘を止むを得ず拝借して以来おばけさんやアパートの住人(妖怪)と出会う。順応性が高くなるようになれ派。よく名付けを強要される。
▽傘おばけさん♀
文学少女な出で立ちの女子高生の幽霊。幸太郎が拝借した傘に憑いていた、俗に言う雨女。幽霊、の響きが嫌いでおばけさんと呼ぶように懇願したりするちょっと変な子。マイペースな性格で、好奇心が爆発してる怖いものしらず。生前の話はあまりしないけど感性が昭和生まれっぽい。雨の日に死んだらしい。
▽イチロさん♂
アパートの住人兼管理人。アパート唯一の人間で、手厳しいなりに幸太郎を気にかけてくれる兄貴肌な良い人。とある寺の次男らしく、坊主ハゲで絶対的な霊媒体質。仏具神具に関係なく常にお札やお守りでガードしてる。常識人ゆえに苦労性。ボロアパートの修理が日課。トキコさんに惚れてるきらいがある。
▽うちわくん♂
四国にいた化け狸な妖怪。名前はないが、幸太郎に初めて化けて見せた団扇が一時的な名前に。自分のことは使いっ走りな小間使いとでも思って下さい！とばかりなアパート住人達の後輩系少年。ハキハキと物を言い元気活発で、人間を尊敬している。しかし外弁慶気質で、本音は隠してるタイプ。
▽社(ヤシロ)さん♀
アパートの裏にポツンとある社に祀られているお狐神様。徳の高さは不明。京言葉で飄々と話すお姉さん。サッパリとした性格で、神様故の自信家な点がある。狐の性なのか人をおちょくるのが何よりも楽しみな愉快犯。おいしいとこどりなタイプ。頑張り屋な子には優しい。イチロとは付き合いが一番長い。
▽加耶子(カヤコ)♀
少し年齢の高い座敷童子の少女。名前は自分で名乗った。見た目から発せられる雰囲気がおどろおどろしいお化け風で、つり目に無口できつそうな印象だけど、アパートにしたら幸運の象徴なので住人からは猫可愛がりされている。実際も照れてるだけで可愛らしい性格。でも、後ろにいると怖い。
▽トキコさん♀
穏やかな、優しく美しい女性。名前は自分で名乗った。母親のような雰囲気で住人から慕われているアパートの影の首領。あらあらまあまあ、とのらりくらりとしているが怒らせると大変。浮遊霊だが、自分の死はとっくに受け入れているらしい。しかし何故かお迎えが来ない。
▽餡子(アンコ)ちゃん♀
人間verこれまたアパートの裏の池に住む鯉の妖怪。人魚とは違う。たい焼きが好物なことから幸太郎が名前を付けた。大人しく気の小さい性格。常にビクビクとしていてイチロみたいな成人男性が怖い。人間に対して警戒心が強くてキャパ越えすると池の中で溺れる。魚なのに。足も生やせるが歩くのは下手。
▽御伽(オトギ)さん♂
蟻の妖怪。生真面目で敬語口調な壁のある方。以前事件があり、イチロが潰されていた蟻に「この際蟻の手でも借りたい」とお札をあててみたら妖怪になった。そのため、イチロの言うことは聞く。働き蟻。小槌片手に大工の手伝いをしているので、小槌と言えば…と幸太郎が命名。
▽ゾンビくん♂
関節は柔らかいキョンシー。脳みそが腐ってるのでほどよくおバカ。楽しみを見つけるのが得意。幸太郎がキョンシーの存在を知らなかったため、動く死体＝ゾンビが名前に。アンチ科学な存在のくせに家電好きで、日夜パソコンをつついてるオタク。脇のロボットは遊び相手。たまに中国語が出る。
▽白無垢(しろむく)さん♀
東北出身の雪女郎。あだ名はムクさん。その格好から幸太郎が名前を付けた。氷の如し体温で彼女の周りは冷たい。暑さに弱く冷凍ケースが寝床。好いた人間に尽くすのが好きで面倒見の良い慕われる老妖怪。自分のことに対しては物臭で眠るのが好き。いわく恋に生きるのが雪女の使命で、男を追って山を降りたらしい。
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▽お兄さん♂
イチロの兄で実家で住職をしている。身内に対してジャイアニズムの強い、性格のあまりよろしくないイチロの天敵。顔と外面だけはピカイチ。