「ねぇ、あんたシゲルのサイン貰ってきてよ」
「何?お前ってシゲルのファンだったの?」
「違うわよ」
「じゃーなんで」
「頼まれたの」
「誰に」
「誰だっていいじゃない、貰ってきてよ」
「えー面倒くさい」
「よろしくね」
「へいへい」


「つか、カスミは誰かのサイン欲しくないの?」
「興味ないわ」
「俺のサインやろうか。シゲルよりポケモンマスターの俺の方がよっぽど価値あると思うぜ」
「あんたのサインなんか要らないわよ」
「あそ…」
「あたしが」
「ん?」


「あたしが欲しいと思うのはアンタ」

「………」


サインなんかじゃないわ。


告げる彼女の腕をとって、有無を言わせず部屋に連れ込んでも。

それは仕方のないこと。だろ?



END



「やっぱり頂戴、あんたのサイン」
「…?いいぜ」
「どれくらいの値が付くかな」
「売るのかよ!」


――――――――――
恥ずかしいセリフだなぉい。
その台詞を自分で考えたかと思うと、なんだか…ね( ̄▽ ̄//)何)
それにしてもアンタが欲しいって結構な発言よね←

110122